2週間ほど前に、ここcitrusでも紹介した『週刊少年ジャンプ史上最強の画力を持つ漫画家ランキング』に引き続き、gooランキングがまたまた面白いアンケート調査の結果を発表していた。『濃い顔がかっこいい! ソース顔イケメン有名人ランキング』である。
昨今のイケメン・トレンドが、どちらかと言えば「塩顔」に寄りつつあるなか、あえて時代に逆行しての「ソース顔」! (とくに)20〜30代の若い女子とデートしたとき、「好きな顔のタイプは?」と質問しては、約90%の確率で「アッサリ系」と回答され、その都度軽く落ち込んでは雄々しく立ち直ってきた、「お前の顔は南方系だから」という理由だけで「ゴメス」のペンネームをいただいたバリバリのソース顔な私としても、じつに喜ばしい斜め目線のテーマではないか! gooランキングには、よほど優秀なスタッフが揃っているのだろう。コレをきっかけに、ソース顔が再びの大ブームになればいいのになぁ……。
で、そのトップ8とは以下のとおりである。
1位:竹野内豊
2位:阿部寛
3位:ディーン・フジオカ
4位:長瀬智也
5位:岡田准一
6位:新田真剣佑
7位:沢村一樹
8位:北村一輝・平井堅・斎藤工・反町隆史・玉木宏
ディーン・フジオカが、はたしてソース顔に該当するのかどうかは議論の余地もあるが、「長時間見続けていても苦しくならないソース顔」などの理由で3位の座に輝いたのだという。まあいい。あと、松潤や山田孝之あたりがランクインしていないのも意外と言えば意外ではあるけれど、ジャニオタによる組織票もない、あくまで客観的に「かっこいい」といった観点のみから、ネット住民の方々が清き一票を投じたうえでの“作為ない順位”……との納得もできなくはない。少年ジャンプ編のときにも書いたんだが、gooランキングの投票者はホント、質が良い。
ちなみに、今回名を連ねた12人のソース顔有名人をより細かく分類すると、「とんかつソース」的なイケメンは竹野内豊・阿部寛・長瀬智也・斎藤工。対する「ウスターソース」的なイケメンは岡田准一・新田真剣佑・沢村一樹・反町隆史・玉木宏……みたいなところだが(※ディーン・フジオカはゴメス的には濃い口醤油顔にカテゴライズされる)、どの面々も好き嫌いは抜きにして、かっこいいことだけは誰もが認める事実であろう。そして、ソース顔イケメンには向井理だとか綾野剛(?)だとかの塩顔系イケメンにはイマイチしっくり来ない「ハンサム」という形容がよく似合う。
さて、ここで賢明なるcitrus読者の皆さまは北村一輝と平井堅の名前が、先述した「より細かい分類」に出てきていないことに薄々とお気づきになっていると思われる。この二人だけは濃すぎ、「特濃お好み焼きソース顔」なんである。「とんかつソースカルテット」とは違って、「好き嫌いは抜きにして、かっこいいことだけは誰もが認める事実」ではないということだ。おそらく、苦手な女性は鳥肌が立つくらいの拒絶反応を示してしまうんじゃないか? でも、有名人はこれくらい賛否が分かれがちな強いインパクトのある外見のほうがむしろ好ましく、我々のような職業の人間からしてもツッコミの入れ甲斐がある。眉毛濃すぎ! ヒゲ濃すぎ! どうか時流に負けて脱毛とかには手を出さないでください……なわけで、私は『ソース顔イケメン有名人ランキング』のツートップにはゼヒ、この北村&平井コンビを猛然と推しすすめたい! 「かっこいい」ってコピーは無くなっているんですけどね(笑)。