お笑いタレントの柳原可奈子さんが結婚しました。お相手の男性は、1歳年上とのこと。「お付き合いしてください」という柳原さんからのアプローチで交際をスタートし、約1年間を過ごしたのちに結婚という運びになったと言います。
多くの女性たちの間では、柳原さんが結婚を決めた理由やエピソードがあまりにも素敵で可愛らしいものだと話題になりました。
たとえば、「一緒にいるとご飯がおいしい」「隣にいても寝られる」という柳原さんのコメントは、シンプルながらも、二人で生活をしていくうえでとても大事なこと。「そうだよね」と共感する女性たちが多いのも納得ではないでしょうか。「指輪(の箱)をパカッとして『結婚してください』と言っていただいた」という王道のプロポーズの手法も、「指輪をはめたら爪の下までしか入らなくて」という笑えるエピソードも、聞いている私たちが「本当におめでとう!」と言いたくなるようなホッコリしたものでした。
「お笑い芸人がモテる」とは以前から言われていたことですが、この場合の「お笑い芸人」は男性を指すことがほとんどでした。カラダを張って笑いをとりに行ったり、容姿のことを面白おかしいネタにする必要があったりする女性のお笑い芸人は、「モテ」からは縁遠くなってしまいがち。男性の芸人が売れれば売れるほど女性にモテていくのに対し、女性の芸人は面白いほど恋愛や結婚がしにくくなっていく、というのがひと昔前までの定説でした。
ところが、柳原さんの結婚は、そんな昔からある「女芸人モテない説」を一蹴するものでした。もともと清潔感があって、自虐的なネタで笑わせることの少ない柳原さんは、「モテ」からそう遠くないところに位置していたこともありますが、それ以上に注目されていたのが彼女の「女性らしさ」について。バラエティ番組やトーク番組でも決して前に出過ぎることのない雰囲気と、誰かをおとしめて笑わせることがないという点。見ている人を笑わせようとするだけでなく、共演者やスタッフのことまで配慮しながら動けるような思いやりと頭の回転の速さが、柳原さんの「愛され力」なのではないでしょうか。
一般的に言っても「思いやりがあること」と「頭の回転が速いこと」は、魅力的な大人の女性に必須の要素。そこに「包容力」が加われば、完璧と言えます。柳原さんのような自然体の女性らしさを残しつつ、楽しく笑い合える関係を築くことが、これからの時代のモテる大人の女性のロールモデルになりそうですね。