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【ターニャの映画愛でロードSHOW!!】障がい者ってそんなに偉いの!?──実話を基にした感動の物語「こんな夜更けにバナナかよ」


■12月から私ターニャは「番組作り」から「映画作り」へ



 



こんにちはー。日本テレビ映画事業部プロデューサーのターニャですー☆



 



突然ですが、私、この12月1日付で異動しました。「金曜ロードSHOW!」のプロデューサーとして6年半務めてきましたが、これからは映画番組を作る仕事から映画そのものを作る仕事になりました。入社前からの希望がようやく実現して、まさに宿願成就、執念が実りました。これから素晴らしい映画を製作して皆様にお届けできるよう精進します。



 



さて、今回ご紹介したい映画は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』です。……私、告白すると、今年観た邦画で一番泣きました。本当ーーに、お勧めなのです。



 



(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会


 



■「障がい者ってそんなに偉いの!?」──実話を基にした感動の物語



 



本作は、実話に基づく物語です。主人公は難病の筋ジストロフィーを患い、体で動かせるのは首と手だけ、という鹿野靖明氏。演じたのは大泉洋さんです。人の手助けがないと日常生活もできないのですが、自ら大勢のボランティアを集め、自立生活を送った方です。ボランティアメンバーは、図々しくて、おしゃべりで、「わがまま放題」な彼の性格に振り回されながら、なぜかみんな鹿野氏のことが大好き、というお話は、観始めると、最初はイライラさせられます。タイトル通り深夜に「バナナ食べたい、買ってきて」としれーっとボランティアに頼んでしまうほど、「わがままな」要求を続ける主人公に共感できないからです。



 



ひょんなことからボランティアになる高畑充希さん演じる安堂美咲のセリフが刺さります。「鹿野さんって何様? 障がい者ってそんなに偉いの?」と。……と、ここまで書いてくると、「観るのがつらそうな映画だな……」と思われる方もいると思います。が!! そんなことは決してありません!! 



 



(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会


 



それどころか、私ターニャは断言します。この映画は、必ず観るべき作品だと。なぜなら、この映画が描くのは、人生そのものをどう生きるか、という根源的で誰しも一度は考える深いテーマであり、だからこそ観る人すべてが共感できると確信しているからです。また何よりも、文字通り笑いと涙で綴るエンターテインメントだからです。



 



 



■「こんな夜更けにバナナかよ」なワケ



 



大泉洋さんは本作についてこう語っています。



 




 



「個人的に“お涙ちょうだい”的な話は好きではないので、そういう作品になるなら僕は出られないなと思っていたんですが、この映画はどちらかというとコミカル……ある種のコメディに近い。常に“不謹慎”との戦いではありましたが(笑)、とても勢いのあるコミカルな作品(脚本)に仕上がっていることに面白さを感じました」



 




……そう、これは、障がい者の生活の厳しさを描く「暗い映画」では決してなく、むしろ、クスッと笑えるコミカルなシーンが満載で、観終わった後には爽やかな気持ちになれる映画なのです。年末年始に家族で観るにも最適だと思います。



 



(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会


 



もちろん、筋ジストロフィーは、難病ですし、健常者のような生活は1人では出来ません。大泉洋さん演じる主人公・鹿野氏は、それでも、多くのボランティアを集め、「普通の」暮らしを続けることにこだわった人でした。大泉さんは鹿野さんについて次のように表現しています。



 




 



「究極のことを言うと『鹿野さんはわがままではない』ってことなんです。(中略)鹿野さんは“普通に生きたかっただけ”ってことなんですよね。彼が目指したのは、障害があっても普通の人と同じようなことができる世の中。それが本当のノーマライゼーションだってことなんです」



 




(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会


 



物語が進んでいくにつれて、なぜ主人公が多くのボランティアの手を借りながらの生活にこだわったのか、その理由がわかってくるのです。それと同時に、当たり前のはずなのに、健常者が忘れがちな事実に気付かされます。障がい者が望むのは、「普通の暮らしがしたい」ということなのだと。「こんな夜更けにバナナを食べたいと頼むこと」について、大泉さんの言葉です。



 




 



「……だって“真夜中にバナナを食べる”ってことも、普通の人にとってはわがままではない。食べたくなる時は食べればいいわけですから。でも『動けないんだから我慢しなさい』っていうのは、健常者の論理なんです。一見わがままに聞こえるけど、わがまま言うしかない。そうしないと世の中は変わっていかないっていうのが鹿野さんなんです」



 




 



(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会


 



■人生に大切な「気づき」をくれる映画



 



私はこの映画を観て、ある気づきを得ました。



 



人生の意義のひとつは、一生の間で他人にどれだけポジティブな影響を与えることができるか、なのではということです。本作の主人公は周囲のボランティアや周囲の人たちに間違いなくポジティブな影響を与えた人だったのだと思います。だからこそ、多くのボランティアが彼を助けたいと思い、「家族」のような絆で結ばれたんだろうと。そして、そのことに気づくとき、あなたはきっと心を揺さぶる感動に包まれるでしょう。



 



……だからこそ。是非ぜひ、この冬、劇場でご覧ください。



 



それでは皆さま、心に残る忘れられない映画体験を☆



 





■映画情報



『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』



12月28日(金)全国ロードショー



http://bananakayo.jp/



 



(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会

 

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