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大人のナンパスポット「コリドー街」潜入! 週刊朝日の「50代男はムリ」は本当なのか?




AERA dot.が『“新・ナンパの聖地”で50代男子がトライ!「無理」「圏外」と散々で…<週刊朝日>』なる、私をはじめとする50代初老男子にとっては絶望的な響きしか伝わってこない、サッドなタイトルの記事を配信していた。



 



今、一流企業に勤める若い男女の“出会いスポット”として注目されている、東京・新橋から銀座に抜ける線路沿いにある全長約400メートルの路「銀座コリドー街」に、週刊朝日の自称「冴えない50代の記者」2名が、果敢にもナンパにチャレンジしてみた……という体験ルポである。



 



戦果は案の定(?)15戦14敗で、唯一LINEのIDを交換してくれた20代女子も、翌日メッセージを送ってみたら既読スルー(※コレは「1敗」として数えないようだ)……と、散々なものだったらしいが、記事自体はさすが新聞記者さんが書いただけあって、臨場感たっぷりのなかなかに読みごたえがあるクオリティの高さであった。



 



だがしかし! 我々中高年世代の男性にとって、コリドー街は本当にそこまで「無理&圏外」扱いされてしまう“茨の路”なのか? ナンパにチャレンジした記者二人に問題はなかったのか? このいわゆるトホホ系の記事を鵜呑みにし、「君子危うきに近寄らず」とばかりに、おじ(い)さんたちは安直にコリドー街を「デンジャラスゾーン」指定してしまってかまわないのだろうか?



 



ゴメス氏と菅原氏が「脳科学」を武器に、コリドー街をパトロール


ってなわけで、ワタクシ山田ゴメス(56)は、ここcitrusに寄稿している『LOVE BRAIN〜脳科学恋愛研究所〜』の共同執筆者である盟友・菅原道仁先生(48)とともに、これまでの連載を通じて提唱してきた数々のテクニックを武器に、コリドー街へと“再検証”に向かった!「真打ち登場」ってヤツである。



 



結論から言わせていただくと……ちゃんと成功しちゃいましたよ。性交まではできませんでしたけどw。



 



ちなみに、この日の我ら二人の戦闘服はコレ!



 



「コリドー街ではスーツ姿しかモテない」という定説を覆すべく、あえてカジュアルなファッションで挑む


ゴメスは、ピンクのジャンパー(プラダ)に、パンツはお洒落ジャージ(ヨージヤマモト)、靴は黒のスニーカー(コムデギャルソンとナイキのコラボアイテム)……という計20万円強のバブリースタイル。いっぽうの菅原先生は、アウターが20万〜30万円はしそうなモンクレールという一点豪華スタイル。



 



一般的に「コリドー街へと集まってくる女子は大半がエリートサラリーマン目当てゆえ、モテるのは圧倒的にスーツ姿、どんなに高価なブランドモノでもカジュアル系は人気が薄い」とされている。もし、この従来のセオリーに忠実なかたちで則るなら、我ら二人のファッションは完全に「負け戦用の死装束」ってことになるわけだが、あえて今回は「突出した外見で異性に接するのは、孔雀が翼を広げて求愛行動をしているようなもので、まずは目立たなきゃという観点から、戦略的には間違っていない」理論を試してみることに……。



 



「先生、帽子被ったほうが印象いいですかね?」「……」


そして、そんな孔雀のように(コリドー街では)突出した外見で、某スペインバルの外でタバコを吸っている20代女子二人に近づき、私が「このお店、中ではタバコ吸えないの?」と話しかけ、しばらく「スモーカーには肩身の狭い時代ですよね」……みたいな世間話を交わしてから(※昨今では迫害される度合がまずすますエスカレートしつつある喫煙者は他の喫煙者に親近感を抱きやすいというゴメス理論)、「よければ一緒に飲みませんか?」と誘ってみたら……あっさり快諾。「コリドー街で僕らのような恰好してたら相手にされないって聞いたんだけど…?」と訊ねれば、「スーツの男ばっかだから、オシャレだったらむしろ目立ってイイと思いますよ〜」とのこと。センセイなんて、「人間は秘密めいているモノ、自分の許容範囲を超えているモノ、初めて出会うモノに興味を示す修正がある(=ツァィガルニック効果)」をフル活用した「どこか謎めいている人」を演じて、モテまくってましたから。



 



終電を気にしはじめた彼女たちをリリースする際も、じつに潔いものだった。「モテないおじさんの3つの傾向」としてセンセイが挙げる「くどい・目線が定まらない・見返りを求めすぎ」を肝に銘じ、「食い逃げされても、楽しかったからそれはそれでいいや…」(※会計は彼女らのぶんもコッチ持ち)と“無償の愛”を貫いたのだ。すると……この日つくったグループLINEに翌日、女子二人からの、確実に次回へと繋げられそうな丁寧なお礼メールが届いておりました。



 



結論:アプローチを間違えなければ50代男でも十分勝算アリ


私が推測するに、自称「冴えない50代の(週刊朝日)記者」2名は、服装一つ取っても小汚い普段着のままで体験ルポに挑んだのではないか? そもそもが帰納法的な論点をもって、最初から「完敗」を見越していたのではなかろうか? そりゃあ、同業者の視点に立てば、“成功の自慢話”より“失敗のトホホ話”のほうが、原稿として断然書きやすいのは、よくわかる。私の今日の原稿だって、読みようによっては、けっこう嫌な感じだし……。



 



ただ、凸撃する以上は、やはり「成功」、つまり「中高年世代に夢を与えること」を目標として、そのためには最大限の努力を惜しまず、“ガチの姿勢”で臨むのが体験ルポを書く側としてのスジだと思うのだが……いかがだろう。





 





最後に! 菅原道仁先生との共同連載『LOVE BRAIN〜脳科学恋愛研究所〜』が、いよいよ書籍化されます。発売は2月上旬予定!! 今回のコリドー街ルポの詳細はもちろん、脳科学的見地からあらゆる恋愛の悩みにスパッとお答えしておりますので、乞うご期待!!!


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