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「合コン」というワードをあえて “死語” とすることによって男女の出会いは、よりカジュアル化する?


『集英社オンライン』が『「合コン」はオワコン!? 令和の男女の理想は「ゆる~い飲み会」。そこで求めるのは恋愛だけでなく人脈作りや知見の拡大。20~30代女子に聞いた出会い最前線』なるチョイ長めなタイトルの記事を配信していた。

 

なかなかに興味深い内容なので、(長めの)タイトルから興味を抱いた御仁は、ぜひクリックして全文を読んでいただきたいのだが、要は

 

「令和の若者たちは『合コン』と称される会合に対してあまり食指が動かない」

 

……ということだ。そんな現状を象徴する「20~30代女子」の意見とは……おおよそだと、以下のようなものであった。

 

・「合コン」なんて言うと、みんな身構えてしまう。「ゆる~く飲み会」のほうがいい。

 

・男女比をはっきり合わせないのが「ゆる~く飲み会」のポイント!

 

・合コンや飲み会は、お酒からスタートするのでイメージがあまり良くない。だから “真剣な出会い”は(マッチング)アプリで探す。

 

・「合コン」よりも地続きな出会いが期待できる「ホームパーティ」のほうが◎!?

 

・「ホームパーティ」は、「恋人探し」だけではなく「人脈作り」や「知見の拡大」……と、さまざまなメリットがある。

 

前にここcitrusに寄稿したコラムでも書いたが、私はつい先日、『一般社団法人 日本合コン協会』が認定する「合コンマスター」の資格を取得した。ちなみに、『日本合コン協会』が掲げる「合コンの定義」とは、

 

【1】恋愛的な出会いを目的とする
【2】男女各1名ずつ幹事を立てる
【3】男女が均等の人数で集まる

 

……の3つなのだが、たしかに令和の若者たちが好む(らしい)「ゆる~い」感じを、男女混合の飲み会にただよわせるためには「恋愛的な出会い(至上)」「幹事」「男女均等の人数」といったくだりは、明らかに時代と逆行した “足枷”となってくる。

 

もはや「合コン」とは、入念な前準備をして、それなりの気合いを入れて “参加”しなければいけない、いわば「特殊な会費制のイベント」なのである。こういった “不自然さ”を令和の若者たちは、なんとなく敬遠しがちなんだろう。だったら、その “ガチガチな決まり事”を強いる「合コン」は、時代にそぐわないシステム的な弊害が多々生じはじめてきている……と判断せざるを得ない。

 

今の私は、「合コンマスター」として「合コン」を推奨しなければなならない立場にあるわけだが、もし本当に「合コン」が昨今経年劣化を起こし、「合コン」の響きがむしろ令和の若者たちの “躊躇の要因”でしかないのならば……いっそ「合コン」という “ネーミング”を死語認定することによって、引導を渡すのもまた「合コンマスター」の使命なのではなのではなかろうか……と、私は思っている。

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