3月25日に結婚を発表した日本テレビの水卜麻美アナウンサー(35)と俳優・中村倫也さん(36)が、27日に放送された『ZIP!』(日本テレビ系)に生出演。オンエア中、デートの話題に及ぶと、水卜アナは「これまで(デートを)したことがほとんどなかったので……」としつつ、
「ラーメンを食べに行く約束をずっとしていて、じつはそれはできたので」
……と、笑顔で報告。そして、この発言を受けてネット上では
「ラーメンデートの是非」
……について、「サイゼデート」に引き続き、新たな論争が巻き起こっているという。
結論から申しておくと、
「ある程度の信頼関係が出来上がっているカップルならば、デート場所がサイゼ(リア)であれラーメンであれ牛丼であれ全然アリ!」
……だと、私は思う。以上!
……とは言え、わざわざ(?)「論争」にまで持ち込んでいるってことは……おそらく「まだ信頼関係が出来上がっていない男女の初デート、もしくはせいぜい2~3回目のデートに限定して」ということなんだろう。
では、とりあえずここでは「そういうことで!」と断定し、あらためて問い直してみる。
「初デートでラーメン屋はアリかナシか?」
ゴメスの個人的な意見を述べさせていただくと、それはさすがに「ナシ!」だと思う。(※ただし、出会い系アプリなどで「趣味:ラーメン」をキーワードに盛り上がったうえで対面にまで至った男女は除く)
いや、なにも「ラーメンはカジュアルすぎる」だとか「安上がりで貧乏くさい」なんてことを言っているのではない。単純に「ラーメン(屋)」だと、一緒に店内にいる時間はどんなに粘っても30分くらい? しかも、その半分以上の時間は黙々とずるずるラーメンをすする行為に費やされる──つまり、「食事」という体(てい)の「デート」をしながら、おたがいの素性を明かし合うのに、ラーメン屋は滞在時間の面で単純に不向きなのだ。
「美味しい」とされる有名店がここまで日本全国に建ち並ぶ昨今において、「ラーメン」とは……もはや「飲食店」というよりは、むしろ「野球観戦」や「温泉」に近い “イベント”の域にまで達しているのではなかろうか。だから、「マニア」まではいかなくとも、そこそこラーメンが好きで、そこそこ信頼関係が築かれている、たとえば東京在住のカップルだったら、
「茨城県にある◯◯というネット上でも評判が高いラーメン屋まで足を運び、1時間以上並んでから、やっとその “噂”のラーメンにありつく」
……のも全然アリだし、そんな「デート」は絶対に楽しいに違いない。
そういえば、「合コン経験百回以上!」とうそぶく、とある女性から、
「待ち合わせ場所が、××町にあるラーメン二郎の行列で、そこに男女8人が40分ほど並んで、全員であのデカ盛りラーメンをきちんと完食してから、二次会のダイニングバーへと向かった合コンが、あまりに斬新で好印象だった」
……みたいな話を聞いたことがある。その彼女は「ラーメン合コン」の勝因を、こう分析する。
・ 「ラーメン屋が一次会」という、まさにギリギリのラインを突いた意外性
(=合コン慣れしている女性を中途半端に高級なお店へ連れて行っても、大した爪痕は残せない)
・ 大行列に混じって長時間並んでいるときに会話がはずむ
・ 「ラーメン二郎に一度は行ってみたい」と思っていながらも、一人あるいは同性同士ではなかなか店に入りづらいという女性は案外多い
・ (男性が)「大食感」をアピールできる(=なんだかんだいって、女性はいっぱい食べる男性が好き)
・ 一次会で心底満腹になってしまうため、二次会は飲みに集中できる
なかなかにハイブローな合コンの戦略だと感心するばかりだが、コレはあくまで上級者同士の高度な駆け引き──鬩(せめ)ぎ合いだったりするので、初心者のヒトが「初デート」に応用するのは、やや危険すぎるかもしれない?
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