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2019年12月13日(金)に都内で開催されたのは、チョコレートのトップブランド明治による「チョコレートフォーラム 2019」。専門家らによるチョコレートの健康効果の研究報告が行われた。
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ここではチョコレートやカカオについての研究を行う研究者らが報告した、チョコレートのさまざまな魅力と健康・美容効果をご紹介したい。
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まず報告されたのは、高カカオチョコレートによる、便通改善効果。帝京大学理工学部 バイオサイエンス学科教授 古賀仁一郎氏によると、「高カカオチョコレートに含まれているカカオプロテインが腸内環境を改善する」とのこと。
高カカオチョコレートを食べることにより、近年注目されている善玉菌の一種・フィーカリバクテリウムが増えて腸内フローラが整うのだと言う。さらに、カカオプロテインは腸内で食物繊維のような働きをし、便のかさ増し効果もあると言うから、便秘の人はぜひ生活に取り入れたいところだ。
【美肌】
もうひとつ、「高カカオチョコレートに含まれるカカオポリフェノールの力も見逃せない」と言う、古賀氏。
「高カカオチョコレートには、抗酸化成分であるカカオポリフェノールが豊富に含まれており、肌の老化、とくに紫外線によって肌が赤くなるのを抑えてくれる効果があることが研究により明らかになった」と話した。
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続いて報告されたのは、東京慈恵会医科大学客員教授 佐々木敬氏による、生活習慣病予防効果だ。
生活習慣病予防の鍵を握る「GI値」を安定させるために、高カカオチョコレートが適していることがわかったと言う。
「GI値」とは、食品の食後血糖値の上昇を示す指標のこと。血糖値の急激な上昇は肥満や糖尿病などにも影響を及ぼすため、血糖値を急上昇させない食生活が大事だ。
全ての食品にGI値が記載されているわけでないが、低GIの食品をいくつか覚えておけるといいだろう。
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そんな状況を解消するための方法として佐々木氏がおすすめするのが、高カカオチョコレートを間食に取り入れる方法だ。
カロリーと同様に、甘いもの=高GIと思いがちだが、実は低GI食品のひとつである高カカオチョコレート。「甘いものを我慢する必要なく低GI食品を手軽に摂れるので、食生活に取り入れてみてほしい」と佐々木氏は語った。
その他にも、血圧を下げたり脳卒中を予防したりといった効果まで期待できるという、高カカオチョコレート。手が汚れず、持ち運びにも便利なので外出中の間食としてもぴったりだ。ぜひ毎日の習慣にしてみてはいかがだろうか。