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映画館の特別上映へ行ってみよう!シネマ歌舞伎・MET・NTLive・ライブ音響を徹底解説


映画館へは定期的に行くのですが、ここ数年増えてきたなと感じるのが「特別上映」です。松竹が行っている「シネマ歌舞伎」、あるいは海外の演劇やオペラなどのライブビューイング、そして先日初めて体感した「ライブ音響」での上映。

まだまだ全国的な知名度は低く、映画ファンや演劇ファンだけが知っているコンテンツも多いので、本日はそうした特別上映を一挙ご紹介いたします。

シネマ歌舞伎

歌舞伎の舞台公演を高性能カメラで撮影しスクリーンで上映する、松竹ならではの映像作品。 2005年にスタートし、現在上映されている『阿弖流為(アテルイ)』が24作目。日本全国、34の映画館で上映され、ここ数年は「月イチ歌舞伎」と題して、 古典の名作から話題の新作までバラエティに富んだ作品を公開 しているので、歌舞伎好きの方にも、遠方であまり見たことがない方にも非常におすすめのコンテンツです。
多彩なカメラワークで、普段はよっぽど前の席でないと見られない俳優の息遣いや表情、衣裳の細やかな刺繍まで見ることが可能に!

【鑑賞料金】

一般2,200円、学生・小児1,500円、ムビチケカード3枚セット5,700円

https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/

上映中の作品

現在は、 歌舞伎NEXT『阿弖流為(アテルイ)』 が好評につき、東劇で期間を延長して上映中。劇団☆新感線で「いのうえ歌舞伎」を長年作り続けてきた作:中島かずき×演出:いのうえひでのりのコンビによる超話題作で、 主人公のアテルイ役は松本幸四郎(当時は市川染五郎) です。

  • 上演月:2015年7月
  • 上演劇場:新橋演舞場
  • 上映時間:185分(別途休憩あり)
  • 東劇でのみ上映。2月17日現在、終了日は未定

今後のラインナップ

  • 新作『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』 :4月5日~25日
  • NEWシネマ歌舞伎『三人吉三』:5月24日~30日
  • 『桜姫東文章 上の巻』:6月14日~20日
  • 『桜姫東文章 下の巻』:7月12日~18日
  • 『京鹿子娘二人道成寺』:8月9日~15日 ※この作品のみ鑑賞料金1,200円
  • 『連獅子/らくだ』:9月27日~10月3日
  • 『め組の喧嘩』:10月11日~17日
  • 『人情噺 文七元結』:11月1日~7日
  • 『怪談 牡丹燈籠』:12月6日~12日
  • 新作『ぢいさんばあさん』 :2025年1月3日~23日
  • 『阿古屋』:2025年2月7日~13日

https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/news/2601/

ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)

イギリスのナショナル・シアターによる傑作舞台を各国の映画館で上映するプロジェクト。 2009年6月にイギリス国内でスタートし、日本では2014年から上映開始。

ナショナル・シアターでの上演後、録画した映像を編集し、イギリス国内で上映⇒40の国と地域で上映という流れでコンスタントに行われているのですが、各作品の上映期間が短く、いつどの劇場でやるのかも急に発表になるため、公式ウェブサイトをこまめにチェックしないと見逃してしまうのが少々厄介…。とはいえ、 世界トップレベルの演劇公演が日本にいながらにして見られる 、演劇人にとってはめちゃくちゃ有難い特別プログラムです。

【鑑賞料金】

一般:3,000円、学生:2,500円、障がい者:2,500円(要手帳提示、付添1名迄有効)

現在発表になっている上映作品

  • 『ロミオとジュリエット』『スカイライト』 :2月23日〜25日 扇町キネマ
  • 『ディア・イングランド』 :3月22日〜28日 TOHOシネマズ 日本橋ほか
  • 『善き人』 :4月5日〜11日 札幌シネマフロンティア
  • 『ベスト・オブ・エネミーズ』 :4月12日〜18日 札幌シネマフロンティア、5月10日〜16日 吉祥寺オデヲン

今後のラインナップ

イギリスでの上演スケジュールとNTLiveの予定

  • VANYA:上演終了、イギリスでは2月22日からNTLiveで公開予定
  • The Motive and the Cue :3月23日まで上演中
  • Nye:2月24日~5月11日上演予定

https://www.ntlive.jp

METライブビューイング

ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(通称:MET)でのオペラ公演を、日本全国、21の映画館で上映。 世界最高峰といわれるMETの世界をスクリーンで、高額なオペラをかなりの低価格で鑑賞できます。

しかも、過去公演の上映ではなく、 今シーズンのものを日本語字幕付きで楽しめる ので、オペラファンはもちろん、まだオペラを見たことがない方、オペラは敷居が高いと思っている方に、特におすすめです。

【鑑賞料金】

一般3,700円、学生2,500円、ムビチケカード3枚セット9,600円

今後のラインナップ

  • ビゼー『カルメン』 :3月8日~14日
  • ヴェルディ『運命の力』 :4月19日~25日
  • グノー『ロメオとジュリエット』 :5月10日~16日
  • プッチーニ『つばめ』 :5月31日~6月6日
  • プッチーニ『蝶々夫人』 :6月21日~27日                            ※東劇のみ、すべて2週間の上映

https://www.shochiku.co.jp/met/program/s/2023-24/

ライブ音響

こちらは、つい先日、偶然に見つけた特別上映プログラム。

一般的な劇場よりもさらに上質な“音”で映画を楽しむ映画祭 で、全国各地の映画館で不定期に行われているようです。ライブ・コンサート向けの高品質な音響機器が劇場内に特設されるのが特徴。

私が見たのは、『グレイティスト・ショーマン』で、冒頭のシーンから低音がビリビリして音の洪水を全身で浴びる感覚でした。鑑賞料金は作品ごとに設定されていて、2,500円~3,300円と幅がありました。 企画する映画館ごとに作品のラインナップも変わる ので、時々「ライブ音響上映」で検索してみてください。

映画館で新たな体験を!

歌舞伎やオペラを見て見たいけど、見方が分からなかったり、言葉が分からなかったりで二の足を踏む時ってありますよね。チケット代が高いのも躊躇する一因になりますし。好きになったり、のめりこんだりすれば、鑑賞のための事前学習も苦にはならないのですが、はじめの一歩が難しいです。

そんな時は、今日ご紹介した映画館の特別上映に行ってみてはいかがでしょうか。

「いつか劇場で見てみたい」「オペラハウスに行ってみたい」なら、まずはお近くの映画館へ。もしかすると、新しい趣味が見つかるかもしれません。


tomoko

余暇プランナー

小さい頃の夢は「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンター、ライターのtomokoです。本業は演劇と外画アニメの演出をしています。子供向けの番組を数多く担当しているからか、小さな子供とすぐ仲良くなれるのが特徴。よく一人旅に出るので独身と間違われますが、既婚です。旅先では美術館や博物館に行くことが多いです。どうぞ宜しくお願い致します。

映画館の特別上映へ行ってみよう!シネマ歌舞伎・MET・NTLive・ライブ音響を徹底解説

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