世界中がコロナ禍になってから2年が経過しましたが、コロナ禍になった直後と比較すると2022年現在では入国が緩和されているところが増えてきました。
今回はそんな入国が緩和された「韓国」へ旅行に行く際に必要な手続きとVISAの申請方法、観光スポットの情報について解説していきます。
韓国に行く前に必要なVISAの申請方法
駐日本国大韓民国大使館または大韓民国総領事館に事前申請が必要
韓国に旅行へ行く際は 一般の観光VISAがないと入国できません 。
そのため、観光VISAは 韓国へ渡航する前に申請しておく必要があります 。
申請方法としては東京都港区南麻布にある駐日本国大韓民国大使館にて申請が可能です。
東京都以外で申請する場合は、下記の各地域にある大韓民国総領事館でも申請できます。
- 札幌
- 仙台
- 横浜
- 新潟
- 愛知
- 大阪
- 兵庫
- 広島
- 福岡
注意点としては、 住民票の区域によって上記の申請場所が定められており、それ以外の場所ではVISAの申請ができません 。
そのため、あらかじめ申請できる管轄がどこになるのかを確認しておいたほうがいいでしょう。
VISAの申請に必要な書類
VISAの申請に必要な書類については以下のとおりです。
- 査証発給申請書(英語/韓国語)(6ヶ月以内に撮影した顔写真付き)
- パスポート(有効期限が6ヶ月以上のものに限る)
- パスポートのコピー(人的事項面)
- 往復航空券のコピー
- 住民登録表または住民登録証(写し)
また、VISAの申請から発給にかかる所要時間としては 3〜4週間 が予定されています。
そのため、渡航予定日間際に申請するのではなく、あらかじめ余裕を持って申請しておきましょう。
この審査が完了すると下記の内容のVISAが手に入ります。
- 滞在期間:90日以内
- 有効期限:発給から3ヶ月
※必要書類などはその都度変更になる場合もあるため、随時最新情報をチェックしましょう!
出国前にしておくこと
VISAの申請が完了し無事に発給されれば後は出発48時間以内の PCR検査 または出発24時間以内の 迅速抗原検査(RAT) にて陰性が証明される必要があります。
※6歳未満の子どもは対象外となっており、検査の必要はありません。
ここで陰性が証明されると陰性証明書がもらえ、渡航準備が完了となります。
また、日本から出国する前までに Q-CODE(検疫情報入力システム) を登録しておきましょう。
Q-CODEは韓国に到着した際に提示することで入国後に必要な 検疫手続きの短縮化と手続きの簡潔化 が可能です。
さらに、韓国入国後にPCR検査が必要となりますが、その際に診断結果をQ-CODEに登録しなければならないため日本から出国する前に登録しておくことをおすすめします。
韓国に入国する際に必要な手続きと注意点
手続き
韓国へ入国する際に必要な手続きは下記のとおりです。
- 韓国VISA(C-3-9)
- 日本から出国する48時間以内に受けたPCR検査または24時間以内に受けた迅速抗原検査(RAT)の陰性証明書
- Q-CODE(検疫情報入力システム)
※手続きは入国する時期によって変動する可能性があるため、随時チェックしておきましょう。
入国後、現地でのPCR検査が必要
前述の入国手続きが完了すると 1日以内にPCR検査を受けなくてはなりません 。
また、PCR検査の結果が判明するまでは観光や外出は認められておらず、ホテルなどの滞在先にて待機することが義務付けられています。
PCR検査は 仁川空港コロナ19検査センター もしくは 各医療機関 にて行う必要があります。
なお、このPCR検査は 実費 となっており、 約70,000ウォン(日本円で約7,269円) が支払う必要があるので注意しましょう。
検査結果はQ-CODEに登録してあるメールアドレス宛に届きます。
届いた検査結果をスマートフォン上でスクリーンショットを撮り、Q-CODEにて検査結果の画像を送信することで完了となります。
観光地やショッピングスポット、飲食店は営業している?
韓国の観光地やショッピングスポット、飲食店についてですが、2022年8月現在では 営業はしているものの、日本と同様で営業時間を短縮する店舗や臨時休業の措置をとっている施設などもある ようです。
以前までは飲食店は店内での飲食が禁止され、テイクアウトのみの営業。
大手チェーン店に関しては21時までの飲食は可能でしたが、携帯番号や氏名、身分証明書の確認が必要でテーブルとテーブルとの間は最低で1mの間隔を開けて対角線上に座る必要がありました。
しかし、2022年現在ではある程度は緩和されているとのこと。
ソウルの繁華街やショッピングスポットで有名なロッテマーケットなどでは通常営業を再開しており、少しずつ以前の活気のある姿に戻ってきつつあるようです。
コロナ禍以降にオープンした新観光スポット3選
チェジュクリムカフェ
チェジュクリムカフェは2020年7月に韓国の離島である チェジュ島 にオープンしたカフェです。
チェジュクリムカフェの「クリム」は韓国語で「絵」という意味の言葉で、店内の壁や窓、テーブル、椅子、お皿などといった 見渡す限りすべてのものがまるで絵のような錯覚を覚えるデザイン に仕上げられています。
チェジュクリムカフェは雰囲気やコンセプトもそうですが、カフェとしてもコーヒーやお茶はもちろんのこと、スムージーや韓国で話題の映えドリンクのエイドも楽しめることから観光客も多いようです。
フォトジェニックスポットということもあり、若年層から人気となっています。
- 住所:済州特別自治道 西帰浦市 安徳面 緑茶盆栽路 218 済州航空宇宙博物館 4階
- 電話番号:064-794-9224
https://www.visitjeju.net/jp/detail/view?contentsid=CNTS_200000000010394
ロッテワールド・アドベンチャー 釜山
ロッテワールド・アドベンチャー・釜山は釜山にあるテーマパークです。
当初は2021年8月にオープンが予定されていましたが、コロナの影響もあり延期され、2022年3月31日にオープンされました。
園内は童話の中の王国というテーマで
- ティンカーフォールズゾーン
- ロイヤルガーデンゾーン
- アンダーランドゾーン
- ジョイフルメドウゾーン
- レインボースプリングスゾーン
- ウインドウズゾーン
以上の合計 6つのゾーン と 17種類のアトラクション が楽しめます。
アトラクションはジェットコースターやメリーゴーランドなどといったテーマパークで人気の乗り物が用意されています。
アトラクションの他にもハロウィンやクリスマスなどといった季節ごとにイベントが組み込まれているとのこと。
園内には思わず写真を取りたくなるようなおもしろい仕掛けやお城、噴水などもあり、1日中楽しめるでしょう。
- 住所:釜山広域市 機張郡 機張邑 侍郎里 山 46, ロッテワールド アドベンチャー釜山
- アクセス:釜山東海線オシリア(オシリア、Osiria)駅 1番出口 徒歩10分
- 営業時間:10:00〜20:00
- 定休日:年中無休
- 入場料:【大人(19歳以上)】47,000ウォン【青年(13〜18歳)】39,000ウォン【子ども(3〜12歳)・65歳以上】29,000ウォン【乳幼児(36ヶ月未満)】12,000ウォン
https://adventurebusan.lotteworld.com/kor/main/index.do
海雲台ブルーラインパーク
海雲台ブルーラインパークは2020年のコロナ禍にオープンした観光スポットです。
海雲台ブルーラインパークには「 海雲台海辺列車 」と「 海雲台スカイカプセル 」の2つの乗り物があります。
海雲台海辺列車は韓国の釜山にある海雲台尾浦から松亭までの4.8kmの区間を走る旧鉄道施設を再開発した観光列車です。
海岸線を走る列車は座席がすべて海辺の方向へ向いて設置されており、ウッド調のベンチを採用していることからムードあふれる車内からきれいな オーシャンビューを楽しむことができます 。
海雲台スカイカプセルでは、海岸列車の上に設置されている最大4人乗りの小さなモノレールが、空中レールを自動運行。
車内には2人掛けの座席が2つ、お互いが向かい合えるように設置されていて、会話を楽しみながら 海辺の景色を眺められ 、海雲台海辺列車の上にレールがあることもあり、 空中を散歩しているかのような景色を味わえます 。
家族やカップルなどにおすすめの観光スポットです。
- 住所:釜山広域市 海雲台区 青沙浦路116(中洞)
- アクセス:釜山地下鉄2号線海雲台(ヘウンデ、Haeundae)駅 1番出口 タクシー約5分/釜山地下鉄2号線中洞(チュンドン、Jung-dong)駅 7番出口 徒歩16分
- 営業時間:【冬期(11〜2月)】9:30〜18:00【オフシーズン(3〜4月、10月)】9:30〜18:30【シーズン(5〜6月、9月)】9;30〜19:30【ピークシーズン(7〜8月)】9:30〜20:30
- 休業日:年中無休
- 料金:【海雲台海辺列車】(片道利用)7,000ウォン(往復利用)10,000ウォン/【海雲台スカイカプセル】片道【1〜2人乗り】30,000ウォン【3人乗り】39,000ウォン【4人乗り】44,000ウォン
https://www.bluelinepark.com/jpn/bluelinePark.do
8月4日から31日までは期間限定でVISAなしで入国OK!
前述では韓国へ入国する場合は観光VISAが必要とお伝えしました。
しかし、2022年8月現在では 8月4日から31日までの期間に限り、VISAを取得することなく韓国へ入国できます 。
ただし、入国する際には条件があり、 電子旅行許可制度(K-ETA)のモバイルアプリから申請が必要 です。
また、審査には72時間以上かかる上に申請手数料がかかるため、注意しましょう。
コロナには十分注意しながら楽しもう!
まだまだコロナの新規感染者が増えているということもあり、コロナ禍以前のように自由には観光できないものの、規制の緩和が進んできました。
そのため、旅行をお考えの際はぜひ家族や大事な方と韓国旅行を計画してみてはいかがでしょうか。
※最新情報については外務省公式ウェブサイトをご確認ください。
出典・参考
fujiyu-
余暇プランナー
兵庫県在住のフリーライター。趣味のスポーツ観戦やゲーム、筋トレなどを活かして記事を執筆中。プライベートでは出身である関西を始め、これまで全国各地のグルメや観光スポットを巡ってきました。また、ドライブも好きでレンタカーを借りての遠出や車中泊の経験もあります。読者のみなさんに「参考になる」「行ってみたい」と思っていただけるような情報をお届けします。