フランスのパリへの旅行を検討されている場合、物価がどのくらいなのかは気になるポイント。なるべく費用は安くおさえたいという方も多いのではないでしょうか。
今回は、パリ旅行の宿代・交通費・食費はどのくらい掛かるのかをご紹介します。
費用を安くおさえるコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
パリは日本より物価が少し高め
パリは日本よりも物価が少し高め です。
為替レートにもよりますが、1ユーロ=日本円で約160円(2024年3月時点)とすると、物価は下記のとおりです。
- ミネラルウォーター:約1ユーロ=約160円(2024年3月時点)
- コーヒー=約4ユーロ=約640円(2024年3月時点)
- バゲット=約1.5ユーロ=約240円(2024年3月時点)
もちろんお店によって値段は変わりますので、大体の参考としていただければと思います。
宿代はどのくらい?
宿代はシーズンにもよりますが、日本よりも高め と思って良いでしょう。
日本のビジネスホテルぐらいの宿にパリ市内で泊まろうとすると、約100ユーロ(日本円で約16,000円)以上はかかります。
宿代を安く抑えたい場合は、パリの中心地から少し離れたホテルか、ドミトリーを選択すると良いかもしれません。
宿代を節約するには民泊の利用もおすすめ
「キレイで広い部屋に泊まりたいけど、宿代は抑えたい」という方は民泊を利用するのもおすすめです。
民泊の場合、ホテルよりも少し割安 になる場合があります。
ただし、ホテルのようなコンシェルジュサービスがなく、予約サービス上でホストと自分でやり取りをする必要があります。
初めて利用する場合は戸惑う部分もあるかもしれませんが、アパートの部屋を貸し切りで利用できたりすることもあるので、宿代を節約したいけれどドミトリーには抵抗があるという方にはおすすめです。
交通費はどのくらい?
交通費に関しては、利用の仕方にもよりますが日本と同じくらい と思って良いでしょう。
電車・バス、タクシー、その他にわけて詳細な金額をご紹介します。
電車・バス代は?
パリ市内は地下鉄とバスが走っています。
地下鉄は約300の駅があり、 市内であればほとんどの観光地には地下鉄とバスで行くことができます 。
地下鉄とバスは同じチケットで乗ることが可能です。
パリ市内は移動距離に関わらず、1乗車2.1ユーロ(2024年3月時点)で移動できます。
回数券や1日乗車券もあり、何度も乗車する場合は回数券や1日乗車券を購入したほうが安くなることがあるのでうまく利用するのがおすすめです。
地下鉄は比較的時間通りに運行していますが、バスは遅れることも多いので、時間通りに移動したい場合は地下鉄がおすすめです。
また、地下鉄の乗車は比較的わかりやすいですが、バスは同じ停留所からでも複数の方向へ向かうバスがあるので、乗り間違えには注意が必要です。
タクシー代は?
タクシー代は基本料金が4.1ユーロで、1kmごとに加算され、最低利用料金は7.1ユーロ です(2024年3月時点)。
パリ市内の場合平日昼間は1km1.07ユーロ、平日夜間・日曜昼間と祝日は1km1.35ユーロ、日曜深夜から早朝は1km1.6ユーロです(2024年3月時点)。
日本と同様に走っているタクシーを手を上げて拾うこともできますが、タクシー乗り場で待つ方が早く乗ることができる場合が多いです。
配車アプリも広まっているため、タクシーを多く利用する場合はアプリを使うと便利ですよ。行き先をアプリで指定できたり、予約した時間にピックアップしてもらえたりします。
スーツケースを持って移動する場合は、特にタクシーが便利です。パリの地下鉄にはエスカレーターやエレベーターがほとんどありません。
また、パリの道は石畳が多く、重いスーツケースを転がして移動するのは一苦労。タクシーであれば、重いスーツケースを転がして移動する必要がないので、スムーズに移動ができます。
自転車や観光バスという移動手段も
パリ市内であれば、自転車や観光バスという移動手段 も便利です。
パリには「ヴェリブ」というセルフレンタサイクルがあります。価格は、1回45分以内の利用は3ユーロ、24時間使い放題は5ユーロになっています(2024年3月時点)。
体力に自信があって、天候に恵まれている日であれば、パリの街並みを楽しみながら自転車で移動するのも良いかもしれません。
パリ市内の主要観光スポットを巡る観光バス もあります。
さまざまなバス会社があり会社によって料金が異なりますが、価格は大体1日34ユーロ程度です(2024年3月時点)。
少々高く感じるかもしれませんが、公共交通機関でチケットを買ったり乗り降りしたりするのが不安な方は、観光バスを利用したほうがスムーズに移動できるかもしれません。
食費はどのくらい?
どの程度のランクのお店で食事をするかによって食費は変わりますが、日本より少し高め と考えて良いでしょう。
一般的なカフェだとサンドイッチが約9ユーロほど、コーヒーが約4ユーロほどです(2024年3月時点)。レストランではメインディッシュが一皿約15ユーロほどを見ておくといいでしょう(2024年3月時点)。
チップはお会計のサービス料に含まれていることが多く、別で支払う必要はない場合がほとんどです。
主要な観光スポットの入場料はどのくらい?
パリの主要な観光スポットの入場料は下記のとおりです。
- 凱旋門:12ユーロ(2024年3月時点)
- ルーブル美術館:15ユーロ(2024年3月時点)
- オルセー美術館:14ユーロ(2024年3月時点)
- ポンピドゥ・センター:14ユーロ(2024年3月時点)
- ベルサイユ宮殿(城のみ):18ユーロ(2024年3月時点)
日本円でおおよそ2,000〜3000円程 になります。
複数の観光地を巡る場合に費用を抑えたい時は「パリ・ミュージアム・パス」を利用するのがおすすめ です。
「パリ・ミュージアム・パス」は、パリ市内・郊外にある約50以上の美術館・博物館・観光地に直接入場可能なフリーパスです。
券は使用できる日数ごとに3種類あり、価格はそれぞれ下記のとおりです。
- 2日券(48時間):¥13,190(税込)(2024年3月時点)
- 4日券(96時間):¥16,390(税込)(2024年3月時点)
- 6日券(144時間):¥19,610(税込)(2024年3月時点)
うまく利用すれば、それぞれの施設で個別に入場券を購入するよりもお得になります。
計画的にパリ旅行を楽しもう
パリ旅行をするに当たって必要な費用についてご紹介しました。
パリは日本よりも物価が少し高くなっています。
旅行先では思わぬ出費が発生することもあるので、少し余裕を持った予算を計画しておくのがおすすめです。
この記事を参考に、ぜひパリの旅行企画を立ててみてください。
https://www.veltra.com/jp/europe/france/paris/?sid=1554
wamii
余暇プランナー
都内在住の旅行大好きライターwamiiです。海外は20ヵ国程度、国内はほぼ全都道府県へ行きました。普段は会社員ですが、まとまった休みは必ず旅行に行っています。なかなか長期の休みが取りにくいので、弾丸旅行が多いです。お仕事が忙しい方でも行けるような旅行プランをご紹介したいです!絵画が好きで、旅行に行く際はその土地の美術館に足を運んでいます。