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美しいイギリスのメルヘン地方「コッツウォルズ」を解説!おすすめの村も紹介


コッツウォルズはイギリスの中でも絶大の人気を誇る地方ですが、実際にどうやって回るのか悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は、コッツウォルズの回り方やおすすめの村について紹介します。ぜひチェックして、自分らしいコッツウォルズの旅を計画してみてください。

コッツウォルズとは?

コッツウォルズ

コッツウォルズ(Cotswolds)は、ロンドンから西に約150km離れた丘陵地帯。 ハチミツ色の石造りの建物が並ぶ小さな村が豊かな緑に囲まれ、のどかなイギリスの原風景に出会えるエリア です。

南北に点在している村々にはそれぞれに違った魅力があり、中には『ハリー・ポッター』のロケ地になった村や、ヘンリー8世の最後の妻が住んでいた城もあります。 かつて貴族や領主が所有していた館を改装したマナーハウスに宿泊してみるのもおすすめ。 早朝に車が入らない散歩道の 「フットバス」 に入って、庭園や動物との出会いなどが楽しめる散策が楽しめます。

イギリスの古き良き時代の姿が残るコッツウォルズは、おとぎの国に足を踏み入れたかのような美しさが訪れた人を魅了する一大観光エリアなのです。

コッツウォルズの回り方

ブロードウェイ・タワー周辺

効率が良いのはツアー

コッツウォルズは 交通の便が悪いため、現地ツアーの利用を利用して周遊するのが一般的 です。発着場所はロンドンやオックスフォード、バースなどの都市から選べます。

大抵のツアーでは 日帰りで人気の高い村4ヶ所ほど楽しめる ようになっており、ハイライトだけで充分な方や旅行日数が少ない方にぴったり。車を貸し切るプライベートツアーもあり、自分で訪れたい村が決まっている方もまずはツアーの利用を検討してみましょう。

https://www.veltra.com/jp/europe/uk/ctg/2488:Cotswolds/?sid=1554

気ままにレンタカーで回る

MT車の免許を持っている方に検討してほしいのが、レンタカーの利用 です。自分の好きな時間に行きたい場所に向かえるようになるため、自由度の高いコッツウォルズ観光が楽しめます。

イギリスは一般的にMT車が普及しており、 日本と同じ右ハンドル左側通行でヨーロッパでも比較的運転しやすい環境 です。レンタカーはロンドンやヒースロー空港に会社が多くあり、国際免許を取得しておけば英訳の手間も省けます。日本からの予約も可能です。 ガソリンスタンドの使い方や交通ルールの予習は必要ですが、自分らしい気ままな旅が実現できます。

日数に余裕があるなら公共交通機関でも回れる

ツアーで行けない場所を訪れたいけれど車の運転に自信がないなら、公共交通機関を使いましょう。 3日程度をかければ北部から南部までしっかり観光するのも可能 です。

コッツウォルズ内はバスでの移動が基本 です。しかし 1日の便数は多くなく、日曜運休となる路線がほとんど である点に注意しましょう。なお、鉄道で北部のオックスフォードから南のバースなどに起点を移すのは日曜でも問題ありません。

人気の高い村をツアーで回り、追加で訪れたい村への移動手段として使うのがおすすめです。

コッツウォルズでおすすめの村5選

コッツウォルズ バイブリー

ウィリアム・モリスが称賛した「バイブリー」

「バイブリー(Bibury)」は、コッツウォルズでも屈指の人気を誇る村。 「イングランドで最も美しい村」とウィリアム・モリスが称えた ことで知られています。

コッツウォルズ観光で外せない村としてバイブリーの人気を高めているのは、やはり 「アーリントン・ロウ」 の存在です。緩やかな坂道に14世紀に建てられたハチミツ色の小さなコテージが立ち並んでおり、コッツウォルズを紹介する記事や番組などで必ずと言っていいほど登場します。

村に唯一ある 「スワン・ホテル(The Swan Hotel)」 に宿泊するのもおすすめ。観光客がいない早朝や夜に村本来の姿が見られ、周辺の牧草地を眺めながらのショートウォークも楽しめます。

【アーリントン・ロウの基本情報】

  • 所在地:Bibury, Nr Cirencester, Gloucestershire, GL7 5NP

https://4travel.jp/os_shisetsu/10418199

【スワン・ホテルの基本情報】

  • 所在地:Bibury, Nr Cirencester, Gloucestershire, GL7 5NW

https://www.cotswold-inns-hotels.co.uk/the-swan-hotel/

リトルヴェニスの愛称で人気の「ボートン・オン・ザ・ウォーター」

「ボートン・オン・ザ・ウォーター(Bouton-on-the-Water)」は、石橋と町並みが川とマッチした風景で親しまれる村。 その美しい景観から「リトルヴェニス」の愛称が付き、川沿いの芝生でのんびりと読書や水遊びなど、思い思いにリラックスタイムを過ごす人たちの姿が見られます。

川沿いのハイストリートにショップやカフェがあるため、ランチ休憩にもおすすめです。時間があれば、ミニチュアで古い家並みを再現した 「モデル・ヴィレッジ(The Model Village)」 にも立ち寄ってみてください。ガリバーのような巨人の気分で写真撮影ができる観光スポットとなっています。

【モデル・ヴィレッジの基本情報】

  • 所在地:Bourton-on-the-Water, Gloucestershire GL54 2AF
  • 営業時間(通常):10:00〜15:45
  • 営業時間(サマータイム時期):10:00〜17:45
  • 定休日:12月25日、12月26日
  • 入場料:大人4.5ポンド、子ども(3歳〜13歳)3.5ポンド、シニア(60歳以上)4ポンド

https://www.theoldnewinn.co.uk/model-village/

おみやげ探しにおすすめ「ストウ・オン・ザ・ウォルド」

「ストウ・オン・ザ・ウォルド(Stow-on-the-Wold)」は羊毛の取引で栄えた村で、かつてマーケットが開かれていました。 コッツウォルズ内でもアンティークショップや小物などのお店が充実しており、おみやげ探しにぴったり の村です。

ショッピング目当てに訪れる観光客が多いですが、 「聖エドワード教会(St Edward's Church)」 は必見。イチイの木に覆われたファンタジーな扉があり、『ロード・オブ・ザ・リング』の作者J・R・R・トールキンがインスピレーションを得た場所だと言われています。

【聖エドワード教会の基本情報】

  • 所在地:2 Crossways House the Square, Stow-on-the-Wold, Cheltenham GL54 1AB

https://4travel.jp/os_shisetsu/10606137

大型バス進入禁止の穴場「アッパー&ローアー・スローター」

「アッパー・スローター(Upper Slaughter)」と「ローアー・スローター(Lower Slaughter)」は、ボートン・オン・ザ・ウォーターから30分ほど北東に歩いたところにある2つの村。 大型バスが入れないのでツアー客が少なくなっており、静かに絵葉書のような風景を楽しめる穴場 となっています。

この地で 注目してほしいのは、2つの村を繋ぐフットバス です。チャールズ現国王がダイアナ妃と散歩したことで知られる往復1時間ほどの小径で、羊のいる牧草地やアイ川沿いの風景に癒やされる時間が過ごせます。

雄大な田園風景が望める展望台がある「ブロードウェイ」

「ブロードウェイ(Broadway)」は、かつてロンドンへ向かう駅馬車の停留地として栄え、「コッツウォルズの宝石」と称えられている村。 当時の姿が色濃く残っており、ハイストリート沿いにハチミツ色の大きな家やお店がたくさん立ち並んでいます。

ブロードウェイの必見スポットは、村から東南2kmほど丘を上った先にある 「ブロードウェイ・タワー(Broadway Tower)」 です。18世紀に建てられた城塞風の展望台で、雄大なコッツウォルズの風景が見渡せます。駐車場まで車で向かうのがおすすめですが、村から30分ほど歩いてもアクセスでき、天気の良い日には必ず立ち寄ってほしいビュースポットです。

【ブロードウェイ・タワーの基本情報】

  • 所在地:Middle Hill Broadway Worcestershire Cotswolds WR12 7LB
  • 営業時間(11月〜3月):平日11:00〜16:30、土日9:00〜17:00
  • 営業時間(4月〜10月):11:00〜17:00
  • 定休日:12月25日、12月26日、1月1日
  • 入場料:大人4ポンド、子ども(6歳〜16歳)2ポンド、5歳以下は無料

https://broadwaytower.co.uk/

美しい風景に出会えるコッツウォルズを歩いてみよう

コッツウォルズ

広大なコッツウォルズは、美しい風景を眺めながら歩くのが醍醐味。フットバスに入って放し飼いにされている羊や小川を泳ぐカルガモの姿を見たり、マナーハウスでゆったりとティータイムを楽しんだりと、都会の喧騒を忘れてリフレッシュするのにぴったりなエリアです。

ぜひこの記事を参考にコッツウォルズにある村々を訪れて、のんびりと散策を楽しんでみましょう。

出典・参考


C.Wakisaka

余暇プランナー

1987年生まれの和歌山県在住のフリーライター、C.Wakisakaと申します。季節の風景・歴史・スイーツが好きで、カメラを持ってよくおでかけしています。関西を中心に一人旅や家族で日帰り旅行をするのが大抵ですが、時には夜行バスを使っての東京への弾丸日帰り旅行も。海外旅行はマカオ・パリ・南ドイツ周遊の経験があり、特にドラクエの雰囲気やメルヘンらしさを感じられるドイツを愛しています。「行ってみたい!」と思える情報を発信できればと思っています。

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