季節の変わり目は「気分が落ちる、疲れやすい、眠い…」体調不良の原因と対策とは【薬剤師監修】

季節の変わり目はやる気が起きない、疲れやすい、憂鬱になるなど、なぜか体調不良になることが多いですよね。
もしかするとその症状は、季節の変動が原因かもしれませんよ。
季節の変わり目に起こりやすい症状を知り、元気に乗り切れるような対策を十分に把握するとが重要です。その不調、解決できるかもしれません。
今回の記事では、現役薬剤師が「季節の変わり目の体調不良の原因と対策について」解説します。
なぜ季節の変わり目に体調不良が起こりやすいのか?
季節の変わり目は、気温、湿度、天候、生活における行事など、気づかない内に多岐に渡る環境が変化しています。
普通に生活してる中でも、体はそういった環境の変化に対応しようと、日々頑張っているのです。
いつも通りの生活を送っているだけ、そう思っていても、変化に対応している体は疲弊してしまいます。
そのため、通常ではあまり起こり得ない体調不良が現れることがあるのです。
季節の変わり目に起こりやすい体調不良
季節の変わり目に起こりやすい体調不良をいくつか挙げてみましょう。
これらに当てはまる症状があれば、それは季節変動が原因かもしれません。
咳は外気の変化やストレスで起こりやすい症状です。
季節の変わり目は湿度も変わりやすく、気道に入る空気の湿度の変化に対応できず咳込んでしまうことがあります。
また、植物の繁殖が著しい、または植物の種類が生え変わることで、花粉などの異物を体の外に出そうとして咳が起こることがあります。
ストレス性の咳は、気候変動などに対応してく中で、体が自然に感じているストレスが原因となることがあります。
長引く咳の診断
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspaci/32/2/32_211/_article/-char/ja/
頭痛
頭痛は、天候の乱れ・気圧の変化によって起こりやすい方が多い症状です。
季節の変わり目は気候も変わりやすく、晴れの日が続いていても気圧が変化していることがあるので、頭痛を誘発してる可能性があります。
また、湿気の変化により体内の水分が体外へ出にくくなり、血管を圧迫してしまうことで頭痛が起こりやすくなります。
天候の変化に対する片頭痛予兆療法
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pain/34/4/34_5/_article/-char/ja/
気鬱
心のバランスは、気候の変動に大きく影響されます。
季節の変わり目は天気が変わりやすく、それと同時に気持ちも変動しやすく気鬱になります。
また、湿気の変化も影響します。
気候や生活の変動に体を合わせていくことで体力が落ち、それと共に気持ちも落ち込んで気鬱になってしまうことが多いです。
うつ・不安予防のための心と脳の健康づくりの試み
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jahpp/30/0/30_15/_article/-char/ja/
倦怠感・疲労感
季節の変わり目は気候が変わりやすく、その日の状況に合わせようと体は頑張っています。
そして、知らない内に体力が落ちてしまい、倦怠感や疲労感につながっていきます。
肌荒れ・にきび・湿疹
季節の変わり目は、気づかぬ内に体力を使っています。
そのため、免疫力が落ち、肌のバリア機能が低下していることがあり、にきびなどの肌荒れにつながることがあるのです。
また、湿気の変動によって、皮脂が溜まりやすくなることがあります。
季節の変わり目は気候だけでなく、生活習慣が変わることがあります。毎日起こる出来事だけでなく、身に付ける衣服やアクセサリー等にも変化があるため、皮膚は慣れていない物に触れる機会が増え、ストレスを感じて湿疹になる場合があります。
そのほか、気鬱などの精神的ストレスが睡眠や排便に影響し、その結果皮膚のバリア機能が落ちてニキビなどの炎症につながることも多いです。
抜け毛
季節の変わり目は体調が乱れ、貧血になりやすくなります。
貧血にはあらゆる症状がありますが、その中でも抜け毛の症状として表われることがあります。
また、動物の体毛が生え変わる時期は、人間も同様に古いものから新しいものへ変化するので、抜け毛が増えてしまう場合があります。
めまい
季節の変わり目は湿気の変動により体内の水分が体外へ出にくくなります。
その結果、体の余分な水分が外に出にくくなり、むくむことでめまいが起こりやすくなります。
また、気候や生活習慣の変動による疲れから、めまいといった症状として表れることがあります。
季節の変わり目に体調不良にならない対策
日頃から生活習慣を見直すことで、季節の変わり目の体調変化に強くなれます。
少しずつ出来ることから始めてみましょう。
食事
栄養素をバランス良く摂ることや、朝昼晩、定期的に食物を摂る習慣をつけることが大切です。
また、普段から間食で甘味などの糖質を頻繁に摂っている方や、パンや小麦などの炭水化物、コンビニ食やお惣菜、外食の多い方は気をつけましょう。
ストレス対応と食事・栄養
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/40/6/40_KJ00002387408/_article/-char/ja/
ストレス負荷時の食事摂取量の変化と必要な栄養素-被災者への栄養・食生活支援のために
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjda/53/4/53_4_349/_article/-char/ja/
睡眠
睡眠不足は体力や気力が落ちやすく、季節の変わり目の体調変化に対応しにくくなる傾向があります。
また、睡眠不足は、便秘や肌荒れ、イライラといったあらゆる症状の原因となります。
日頃から6〜7時間以上は睡眠時間を取れるよう心がけていきましょう。
睡眠ストレスによる身体情報の変化 
http://plaza.umin.ac.jp/~j-jabs/42/42.117.pdf
便秘
便秘になることで、体に不要な毒素を外に出せず体に溜めやすい体質になってしまいます。
その結果、知らない内に心身共にストレスを感じ、季節の変化についていけないことがあります。
排便と健康
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jmj/60/1/60_16/_pdf
運動
運動不足により、体のあらゆる循環を滞らせる可能性があります。
体のめぐりが悪くなると、余分な物質が外に出にくくなります。水分や血液の循環が滞ると、むくみやすくなり季節の変わり目の変動に対応する体力の低下に繋がります。
日頃から簡単なストレッチやウォーキング、マッサージを取り入れ、できる範囲で運動を日常に組み込んでいきましょう。
水分
体内の水分バランスは、体の平衡を保つのにとても大切です。
水分は摂りすぎても不足していても良くありません。普段から頻尿、むくみやすい方は、水分を摂り過ぎていないか、またコーヒーや紅茶など利尿作用の多い物を摂り過ぎていないか一度考えてみましょう。
サプリメント
季節の変わり目の体の変動は、ビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養素が不足している可能性があります。
現代の食生活では十分に栄養素を摂るのは難しい場合が多いので、サプリメントなど効率の良い方法で補いましょう。
漢方薬
漢方薬は季節の変わり目の体調変化にあらゆる角度から対応できます。
それぞれの体質や表れる症状によって、漢方薬の種類は異なります。
日頃から陥りやすい症状にならないよう漢方薬でケアしていくことで、季節の変わり目に強い体作りができます。
季節の変わり目は体調不良が起こりやすい!原因と対策を把握しよう
今回の記事では、現役薬剤師が「季節の変わり目の体調不良の原因と対策について」解説しました。
季節の変わり目は体調に変化が出やすいことが分かりましたね。
起こりやすい症状を知ることで、日頃からできる対策を始めるきっかけになります。
少しでもできる対策を取り入れながら過ごしていきましょう。
また、体調不良を感じるときは、できるだけひとりで抱え込まないようにしましょう。
ちょっとした不安でも、気になるようであれば医療機関や専門家に相談することをおすすめします。

Yahoo!で調べてみよう

    Loading...