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投資を始めようと思ったなら、NISAがオススメです。
「投資に興味はあるけれど、難しくてわからない」と思っているはじめての方にも、わかりやすい仕組みとタイプに合わせた投資が選べます。
今回の記事では、投資で資産形成しながら節税もできる「NISA」について3級ファイナンシャル・プランニング技能士が解説します。
NISAで資産運用!非課税でお得に資産を形成しよう
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「投資」と聞くと、一部のお金持ちや投資家がするものと思っていませんか?
実は、一般の人でも気軽に投資を始める制度があります。それが「NISA」です。
「NISA」は、国が非課税枠などを設けて、広く国民に「投資」で資産を形成する機会を整えた制度です。コツコツと貯金をして資産形成をするのもいいのですが、「NISA」を知ってお得に、資産形成を行いましょう。
NISAとは?
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「NISA」とは、「少額投資非課税制度」のことで、税制が優遇され、投資をしながら節税もできる仕組みです。
毎年決まった非課税投資枠が設定され、上場株式や投資信託の配当金(分配金)や値上がり益が非課税になります。簡単にいうと、NISAとは「少額」の「投資」が「非課税」になる制度で、投資で得た利益に税金がかからないということです。
NISAには種類が2つあり、日本に住む20歳以上の方が対象で、投資の目的などに合わせて、「一般NISA」か「つみたてNISA」を選ぶことができます。
ちなみに、一般の金融商品の運用益は課税対象(源泉分離課税20.315%)です。
例えば、投資による利益が1万円出た場合、一般金融商品であれば約2,000円が税金で取られますが、NISAであれば利益1万円をそのまま受け取れるのです。
NISAには2つの種類がある
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先にも書きましたが、NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類があります。
(ここでは、0歳~19歳の未成年者が対象になる「ジュニアNISA」は省きます)
NISA口座(一般NISA・つみたてNISA共に)は複数の金融機関で開設することはできません。1人につき1口座のみの開設になります。
また、同一年中に一般NISAと、つみたてNISAを同時に利用することはできません。
そのため、どちらかのNISAを選択・取引後は、翌年まで区分変更することができなくなります。
一般NISAとは?
「一般NISA(非課税管理勘定)」は、一般NISAで購入した上場株式や株式投資信託などの配当金および売買益などが非課税になり、年間120万円まで購入が可能です。
また、5年間投資できるので、最大600万円(年間120万円×5年間)の非課税投資が可能になります。
つみたてNISAとは?
「つみたてNISA(累積投資勘定)」は、つみたてNISAで購入した一定の株式投資信託やETFの分配金および売買益などが非課税になり、年間40万円まで購入が可能です。
また、20年間投資ができるので、最大800万円(年間40万円×20年間)の非課税投資が可能になります。
NISAのメリット・デメリット
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節税しながら資産形成ができるNISAは、投資初心者にはピッタリの制度です。
非課税なので確定申告が不要などのメリットがありますが、気をつけるポイントもあります。
「一般NISA」と「つみたてNISA」両方のメリット・デメリットについて解説します。
一般NISAとつみたてNISAの違い
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「一般NISA」と「つみたてNISA」の違いはどこにあるのでしょうか?
2つのNISAで異なるポイントは、投資方法・年間投資上限額・非課税となる期間・対象商品・口座開設期間になります。
一般NISAのメリット
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一般NISAのメリットは、口座で購入した金融商品(株式や投資信託など)の配当金、譲渡益などが非課税になることです。
また、少額から投資することができ、年間の上限金額120万円まで投資が可能です。
つまり、年間120万円の範囲内で購入した金融商品から得た利益に税金がかからないのです。それを5年間繰り返すことができるのも、嬉しいポイントになります。
いつでも引き出すことができる
一般NISAは、金融商品の売却や資金の引き出しが、いつでも自由におこなうことができます。
そのため、ライフステージの変化にともないお金が必要になった場合は、引き出してそれらに充てることができます。
投資のタイミングが自由
一度にまとめて投資したり、株主優待狙いや個別株式の値上がりに期待した株式に投資したり、株や投資に詳しい方にはオススメです。
自由に投資のタイミングを計ることができます。
投資可能商品の種類が豊富にある
国内株式・外国株式・投資信託など、たくさんの商品の中から選ぶことができます。
一般NISAのデメリット
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現行の一般NISAは、2023年までの期間限定の制度です。
そのため、口座が開設できるのは2023年までになり、現在の制度で金融商品を購入できるのも2023年までになっています。
なお、2023年中に購入した金融商品については、5年間(2027年まで)非課税で保有することができます。※2024年以降は、非課税対象および非課税投資枠が見直され、新しいNISAに変わります。
手続きなどが少し複雑
ある程度、投資の知識がある方にもお得に使える制度なので、自由がある分、手続きなどが少し複雑なところがあります。
つみたてNISAのメリット
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つみたてNISAのメリットは、少額から始めることができるところです。
投資にまわす資金にあまり余裕がないうちは、限られた資金で、少しずつコツコツと資産形成をおこなうのがよいでしょう。
また、投資の経験や知識が少ない方でも、「つみたてNISA」は投資先の選択肢が限られるので、比較的利用しやすいといえます。
いつでも引き出すことができる
つみたてNISAも、一般NISA同様、いつでも引き出しをおこなうことができます。
なので、ライフステージの変化にともないお金が必要になった場合は、引き出してそれらに充てることができます。
少額から投資ができる
つみたてNISAは少額から始められるので、投資初心者や子育てなどにお金がかかる世代にオススメです。
節税をしながら投資で資産形成ができます。
非課税枠を長期間利用できる
つみたてNISAでは、毎年最大40万円を最長20年間の非課税投資期間を活用し、投資することができます。
長期的な資産形成には有効な手段といえます。
つみたてNISAのデメリット
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つみたてNISAは、積立による投資しかできません。
そのため、「今、まとまった資金で購入したい!」というタイミングでも、一括で購入することはできません。
また、つみたてNISAは、長期積立投資によりリスクを低減して運用してはいますが、株式などで運用されている投資信託への投資なので、元本は保証されておらず、元本が割れるリスクがあります。
投資可能な商品の種類が少ない
国が定めた低コスト、長期安定運用等の基準を全て満たした商品のみ投資信託のみになります。
自由に投資ができない
つみたてNISAでは、自分の好きなタイミングで自由に投資ができません。
しかし、決まったタイミングで自動的に買い付けしてくれるので、手間がかからないため初心者向きといえます。
また、定期的な買い付けをおこなうことで、リスクを減少させることが期待できます。
自分にあったNISAを選んで賢く投資をはじめよう
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前述のとおり、NISAには2つの種類があります。どちらも、投資で得た利益を非課税にすることができ、お得に投資で資産形成ができる制度です。
しかし、一般NISAはある程度の投資資金や知識がある方がスムーズに運用できる仕組みです。
一方でつみたてNISAは、少額から投資を始めることができ、ほったらかしで長期間運用するのに向いています。
自分に合っているNISAを選び、賢い投資をはじめてみましょう。
どのくらい節税になるの?
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たとえば、NISAで資産運用して10万円の利益がでた場合。非課税なので、受取額は10万円になります。
一方、通常の証券口座なら、約2万円の税金がかかるため、8万円の受取額になります。
【何をしたらいい?】NISAの始め方と運用方法
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NISAを始める場合は、口座開設をする金融機関を選び、証券口座を開設する必要があります。
NISAの始め方
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ここでは、「つみたてNISA」の始め方を紹介します。
①まずは、つみたてNISA専用の口座を用意します。銀行や証券口座などで口座開設ができますが、つみたてNISAの口座は1人1口座のみになりますので、慎重に選びましょう。ネットですべて完結できるネット証券などがオススメです。
②次に、実際に投資する商品を選びます。金融機関ごとに取り扱う商品が違いますので、口座開設の前に確認しておくとよいでしょう。
③そして、積み立てる金額を設定します。金融機関にもよりますが、最低100円から積み立てることも可能です。なお、毎月1回の積み立てが一般的になっています。
口座開設したあとは?
手続きが完了して、積み立ての時期がきたら、自分が指定した口座やクレジットカードからお金が引き落とされて、選んだ投資信託が購入されます。
その後も自動で毎回購入され、積み立てられていきます。
そのため、口座開設の後は、毎回の操作や手続きは必要ありません。基本的にほったらかしで運用できます。
口座の残高不足にならないようにだけ、気をつけて下さいね。
NISAを活用して、賢く上手に資産運用
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今回の記事では、投資で資産形成しながら節税もできる「NISA」について解説しました。
NISAを活用すると、お金を寝かせておくだけの預金よりも、お金に働いてもらって資産を増やせる可能性があります。
子どものための教育費や自分の老後資金など、将来に必要なお金を備えるために活用している人もいます。
また、ライフステージの変化でお金が必要になった時、自由に引き出すことができるので、教育費や老後資金のように名前が付いていない資金にするのもいいですね!
当記事を参考に、ぜひお得な制度のNISAを活用してみてください。