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お気に入りの服やデリケートな衣類の洗濯はどうしていますか。クリーニング店に出さずに自宅で洗えたら経済的。自宅クリーニングを実現する洗濯洗剤「ハイ・ベック」を使って、お洗濯マニアの筆者がレビューします。
お洗濯マニアのハナです。お気に入りの衣類についてしまった汗じみや飲食シミ。クリーニング店のドライクリーニングでは、汗やドリンクで付いたシミが落とせないってご存知でしたか?
なぜかというと、ドライクリーニングで使用される溶剤の液性は油性です。汗じみや飲食シミなど水溶性の汚れとは、相性がとても悪いのです! でも、コートやスーツは自宅で簡単に水洗いできないし......って思いますよね?
実はキレイに、しかも自宅で水洗いできます! 自宅クリーニングを可能にするのが洗濯洗剤「ハイ・ベック 」(正式名称は「ハイ・ベックゼロ」)。大型ドラックストアやネットショップなどで購入できる、ドライマーク衣類用液体洗剤です。
ドライクリーニング用洗剤ハイ・ベック
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ドライクリーニングを繰り返して、洋服の色がくすんでしまった経験はありませんか? その服をハイ・ベックで洗うと「色が蘇った」という声をよく耳にします。
これは、ドライクリーニングの油性の液剤で落としきれなかった、蓄積された汚れをハイ・ベックが洗い流したからなのです。洗濯してキレイにしているはずなのに、汚れが蓄積されていたなんて驚きます。
さらにハイ・ベックは、ドライクリーニングでしか洗えないと思っている「カシミヤ」や「シルク」といったデリケートな衣類を型崩れさせずに洗えます。それだけではなく、水溶性・油溶性・不溶性の3大汚れを同時に洗うことができる優れものです。
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主成分は植物系ドライクリーニング溶剤。水に溶ける植物系の溶剤です。水に溶ける油を使っているから水性、油性の汚れを落とし、タンパク質分解酵素によって泥汚れなどの不溶性の汚れも落とします。
「ハイ・ベック」優しさの秘密は洗浄力!
ハイ・ベックの液性は弱アルカリ性。アルカリ系の洗剤の特徴として、洗浄力がとても強い反面、シルクやウールといったデリケートなものに対して洗えない素材が多いというデメリットがあります。
その証拠に、おしゃれ着用洗剤の液性はかならず中性です。なのに、なぜハイ・ベックはこれらのデリケート衣料を洗えるのでしょうか? その秘密は、洗浄力にあります。
浸け置くだけ
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ハイ・ベックの洗濯方法は浸け置くだけと、簡単でシンプルです。浸け置きの間は揉み洗いしたりする必要はありません。えりそでの汚れや食べこぼしなど、頑固な汚れはつけ置きの前にブラシなどを使ってシミ抜きをした方が効果的です。洗浄時間は厚手のコートでも5分、薄手の衣料でも5分で洗濯できます。
水に浸ける時間が短い上に、こすったり揉んだりという摩擦をかける必要がないので、衣類の傷みや型崩れを防ぐことができます。
洗浄力を比較
ハイ・ベックと一般的なおしゃれ着用洗剤の洗浄力を比べてみました。
それぞれの洗剤を溶かした水に、口紅やミートソースのシミなどをつけた布を10分間、浸け置いた結果です。
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上の画像は一般的なおしゃれ着用洗剤。衣類には優しいのですが、残念ながら10分の浸け置きでは洗浄力は期待できません。本来であれば、20分~2時間ほど、浸け置いて洗濯します。
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こちらはハイ・ベックに浸け置いたもの。落ちにくいカレーやミートソースなどの色素汚れもよく落ちていることが分かります。
どんな衣類に使えるの?
では、ハイ・ベックはどんな衣類に使えるのでしょうか?
ハイ・ベックで洗えないもの
ハイ・ベックで洗えないものは、ドライクリーニングが不可のもの。また、ちりめんやしわ加工など、特殊加工がされたものも使用できません。革製品や毛皮なども使用不可です。洗う前に洗濯タグをきちんと確認しましょう。
ハイ・ベックで洗えるもの
まだ使ったことのない人にとって、本当に自宅でドライクリーニングができるか不安だと思います。これまで私がハイ・ベックを使って洗ったものを紹介します。
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ウールのコートやスーツ、シルクのネクタイ、カシミヤのマフラー。材質にもよりますが、ブランドバックにフェイクムートンのブーツも洗濯が可能でした。ぬいぐるみも洗えますよ。クリーニング店に出しずらいものも、自宅で洗えるのはうれしいですね。
ハイ・ベックは高い?
自宅クリーニングを実現できるハイ・ベック。やはり安い洗剤ではありません。価格は税抜き5,800円(1100g入り・編集部調べ)す。しかしハイ・ベック 1本で、セーターなら330枚分、コートなら110枚分洗えます。長い目で見ると、コストパフォーマンスは決して悪くありません。使い切れば節約効果ははかりしれませんね。
今まで、おしゃれ着用洗剤や他のドライクリーニング用洗剤を使って自宅でデリケート衣料を洗っていたけれど、洗浄力には不満があるという方。ハイ・ベックは特にオススメです。