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今回ご紹介する"買い"食材はソースやサラダ、副菜としてなど、用途多彩で調理の際に重宝するトマトです。管理栄養士の尾花友理先生によると、健康や美容に嬉しい栄養素がたっぷり詰まった、積極的に摂取したい野菜だそう。それ以外にもいろいろな魅力が! 冷凍保存についても解説します。
トマトについての栄養基礎知識
甘酸っぱいジューシーな果肉が魅力のトマト。夏に旬を迎える夏野菜のイメージを持っている人も多いかもしれませんが、トマトの原産地は標高の高いアンデス地方。実は、日本の湿度が高い真夏の気候では、トマトはおいしく育ちません。日本の気候の中で、最もアンデス地方の気候に近い季節である4月から5月が一番糖度が増しておいしくなると言われています。とはいえトマトは、現在は露地物以外にもハウス栽培のものも多く流通しているため、年間を通しておいしいトマトを食べることができます。
おいしいトマトの選び方は、ずっしりと重みがあり、ヘタが緑色でピンとしているもの。中心からヘタに向かって筋が見えるものは、甘みのあるトマトのサインです。
トマトが"買い"な理由
さて、ここからはトマトが本当の意味で買うべき食材である理由を見ていきましょう。
"買い"ポイント1: 体に嬉しい成分がいっぱい
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トマトに含まれる栄養成分でよく知られているのがリコピン。リコピンはトマトの赤い色の素になっているカロテノイド色素です。人間は年齢を重ねると酸素が細胞を酸化させ、それが老化や生活習慣病に繋がると言われています。リコピンは強い抗酸化作用があり、細胞の酸化を防ぐ効果が期待できます。ちなみに生のトマトよりも加熱したトマトの方がリコピンの吸収が良くなります。より効果を期待するのであれば、加熱して食べることをおすすめします。
リコピンのほかにも免疫力を高めたり、美肌作りにも貢献するビタミンC、摂りすぎた塩分を体外に排出するカリウム、腸内環境を整える食物繊維などが含まれています。
ちなみに最近では大きさも形も様々なトマトが店頭に並んでいますが、通常のトマトよりもミニトマトの方がビタミンやミネラルなどの栄養成分が多く含まれています。
"買い"ポイント2: うま味がぎゅっと詰まっている
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トマトにはうま味成分であるグルタミン酸やアスパラギン酸が豊富に含まれています。西洋ではトマトさえ入れればどんな料理でもおいしくなるという意味で、「トマトの時期には下手な料理はない」ということわざがあるほどです。
グルタミン酸は、味噌や醤油にも含まれるうまみ成分です。イタリアの家庭料理では、トマトは食材としてはもちろん、調味料として使われることも多いのだとか。トマトといえば洋食のイメージがありますが、同じグルタミン酸同士、醤油や味噌など和食の食材との相性も抜群です。
"買い"ポイント3: 冷凍保存もおすすめ
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サラダで食べようと思って買ってあったトマト。使い損ねて実が柔らかくなりすぎてしまったという経験ありませんか? そんな時にはヘタを取り除き、ジッパー付き保存袋に入れて迷わず冷凍庫へ。凍ったトマトはトマトソースやスープにおすすめです。凍ったトマトは、流水で洗うように表面をこすると皮がスルッと剥けるので、調理の時短にもなりますね。トマトソースやカレー、ミートソースなどを作る際に、とっても便利ですよ。
トマトの良さをいかしたレシピを紹介
プチトマトとモッツァレラのコロコロカプレーゼ
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カラフルなプチトマトで色鮮やかなカプレーゼが完成! 調理時間約5分で完成します。
材料(2人分)
プチトマト(赤、黄、オレンジ) 10個 / モッツァレラチーズ(小粒) 8粒 / エクストラバージンオリーブオイル 大さじ1 / 塩・胡椒 少々 / バジル 少々
作り方
1. プチトマトはヘタを取り、半分に切る。モッツァレラチーズも半分に切る。
2. 1を彩りよく皿に盛り付けてエクストラバージンオリーブオイルを回しかけ、塩・胡椒をふる。
3. バジルを飾る。
おいしくて健康にも美容にも嬉しい効果のあるトマト、ぜひ味わってくださいね。