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育児や仕事に忙しく、料理をしている余裕がない…とお悩みではありませんか。外食や冷凍食品、惣菜など食事の際に頼れる手段はいくつかあるものの、家族には手作りのごはんを用意したいという葛藤も。そんな時に便利なのがいま話題の「調理キット」です。
メニューに必要な食材はほぼ全て揃っており、そのうえあらかじめカットしてあるので、買い物や調理の時間が大幅削減。スーパーや食材通販会社など各社から色々な種類のキットが販売されていますが、今回は全国に店舗を持つ「イオン」で購入できる「Cookit」(クッキット)を紹介します。編集部でも実際に試して、使い勝手やコスパをチェックしてみました。
※本記事内で表示している価格は全て税抜きです。
イオンの調理キット「Cookit」とは
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2018年3月の発売以降、大好評の「Cookit」
調理キットとは、作りたいメニューの食材加工や味付けがある程度されており、料理の手間が削減できる商品のこと。イオンおよび系列店舗で販売されている調理キット「Cookit」は、2018年3月に販売が開始された人気の商品です。2018年8月現在は関東・東海・近畿地方で販売中で、9月には東北・北海道エリア、11月には九州・沖縄エリアでの販路拡大も予定されています。
利用のメリットは「ストレス」と「手間」の軽減
本調理キットは、「時短」「おいしさ」「健康」の3つを同時に実現。厳しいモニター評価をクリアしたものだけを商品化して「おいしさ」を追求しつつも、全メニューで5種類の野菜を入れることにこだわり、健康面へも配慮しているといいます。野菜はもちろん洗ってカットしてあるので、スピードクッキングが可能。また、1度で食べきれる量なので、食材を余らせてしまう心配がないのもポイントです。調理開始から30分以内に完成、かつ使用する調理器具も少なくて済むので洗い物がラクなのも魅力です。
子どもがいる家庭や共働き家庭におすすめ!
調理キットは、共働き家庭や、子どもがいるので手作り料理にこだわりたいものの育児で忙しく料理まで作る余裕がない家庭などにぴったりです。また、毎日のメニューがマンネリ気味で新しいメニューを作ってみたい方にも、調理キットがきっかけになるのでおすすめです。
他社との違いは「店舗で購入できる」こと
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各社より調理キットが販売されていますが、Cookitならではの良さは「買い物ついで」に買える点。常時10種程度(※)が展開されているので、全国各地にある総合スーパー「イオン」で実際に商品を見て選べるのは大きなメリットです。もちろんイオンのネットスーパーでも購入可能です。
※店舗により取り扱っている商品数は異なりますのでご了承ください。
コストは500円~900円程度
本調理キットは2人前1パックで500円~900円程度。普通に食材を買って作るよりは、少々コストがかかるかもしれません。ですが、調理の時短化を実現してくれると思えば、納得のいく価格設定のようにも感じます。
メニューのラインナップ
Cookitでは常時10メニュー程度を展開。メニューのラインナップは季節などにより少しづつ変化するので、詳しくは「手作り献立キット『Cookit』」をご確認ください。ちなみに、2018年7月時点でのラインナップは以下の通り。★マークがついている商品は、特に人気の商品だそうです。
- 「にんにくの風味豊かなガーリックバターチキン」880円
- 「ポン酢でさっぱり味わいのなすと鶏肉の焼浸し」880円
- 「なすと彩り野菜の豚肉味噌炒め」880円
- 「かつおだしの風味豊かなゴーヤチャンプルー」780円
- 「スパイス香るやわらか鶏のスープカレー」880円
- 「彩り野菜と鶏肉のカシューナッツ炒め」880円 ★
- 「スパイス香る彩り野菜のキーマカレー」680円 ★
- 「まろやかりんご酢仕立て彩り野菜の甘酢鶏」880円 ★
- 「オイスターの風味が香る青椒肉絲」880円 ★
- 「ピリ辛キムチ風味豚肉とキャベツ炒め」498円
- 「だしのうま味引き立つ筑前煮」880円 ★
編集部でレビュー! --コスパをチェック
今回は人気商品の中から、材料が多く作るのが大変そうな「彩り野菜と鶏肉のカシューナッツ炒め」をチョイス。編集部員が実際に作ってみて、店舗で各食材を購入して手作りした時の時間やコスパと比較してみました。
セット内容
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Cookitにはメニューに必要な食材が基本的に全て入っているので、このメニューの場合用意するのは油だけでOK。
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パッケージに書いてある本メニューの調理時間は10分~15分。果たして本当に記載の時間で完成するのか、実際に作ってみました。厳密に時間を測るため、ストップウォッチを用意。パッケージから中身を取り出して、いざスタートです。
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キットにレシピが入っていて、基本的には各食材の袋を開けて、フライパンに投入していくだけでした。嬉しかったのは、鶏肉に下味がついていて、揚げられた状態で入っていたところ。こういう工夫で、普通に作るより調理時間がどんどん短くなっていきます。
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全ての食材をフライパンで炒め、最後にたれを絡めれば完成です。調理に使った器具はフライパン、木べら、人参を電子レンジにかけたときに使用した耐熱容器の3つのみ。洗い物も少ないので、調理以外の面でも時短になりますね。
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気になる調理にかかった時間はこちら。なんと9分32秒でした! パッケージに記載のある「10分~15分」を下回ってしまいました。これは嬉しい驚きです。
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完成したメニューを試食。オイスターソースのコクとほんのりとした甘さを感じるたれは、食欲をそそる味。鶏肉はやわらかな食感で、あらかじめ下味がついていたおかげでしっかりと味がしみ込んでいます。シャキシャキとした歯ごたえの野菜と相性もばっちりです。カシューナッツの香ばしさとカリッとした歯ごたえもアクセントになっています。中華料理店で食べるようなおいしさで、自分ではなかなか作れない味に仕上がり大満足でした。
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ちなみに…全て手作りした場合の時間は?
Cookitを使えば10分以下で完成したこのメニュー。自分で一から食材を調理するとどの程度の時間がかかるのか確かめるために、編集部スタッフが同じメニューを作ってみました。材料は同じものを使用し、味付けや工程も同様に仕上げます。
まずは食材の用意。スーパーの各コーナーをまわって購入した食材を準備します。食卓に材料を並べたら、時間計測スタート!
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野菜を切って、鶏肉に下味をつけ、調味料も合わせておきます。使用する野菜の種類が多く、細かく野菜を切らなくてはいけないので、手間がかかるなぁ…という印象。
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一番面倒だと感じたのは、下味をつけた鶏肉を揚げる工程。ふわっとした触感を再現し、たれをしっかり絡めるためにこの工程はマストですが、揚げ物ってだけで一気にハードルが高くなりますよね。
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最後は野菜やたれと一緒に、先ほど揚げた鶏肉を炒めて完成。調理にかかった時間は26分弱でした。
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調理時間で比較すると、約17分が追加でかかる時間という結果に。調理時間自体はその程度で済みましたが、揚げ物をしているので揚げ油の処理や油ハネの掃除など、後片付けを考えると、自分で一からつくるとなると「そもそもこのメニューを選ばないかも」という気がしてきます。肝心の味わいは、自分で一から作ったものはそれなりにおいしかったですが、Cookitが実現していた中華料理店のような味には届かず…でした。
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コスパチェック
さらに、コスパもチェック。Cookitを使えば10分以下で完成と時短度は証明できましたが、気になるコスパはどうでしょうか。「洗い物が少ない」「材料を切る工程がなくストレスが軽減」「驚きのおいしさ」など、これだけでもコストに対しパフォーマンスが出ている気はしますが、「節約」を応援したいトクバイニュース編集部では、実際に食材を購入して自分で作ったときの費用も比較してみることにしました。
食材費
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今回は販売元が運営する都内のイオン店舗に行って、食材の費用をチェック。この日の各売値は以下の通りでした。カッコ内は、同メニューを作る際に必要な量に割り戻した際の値段です。なお、販売品のグラム数が不明の食材は、一般的なその食材のグラム数で計算しています。
- 鶏肉…250g 448円(150g 約255円)
- 玉ねぎ…1玉 33円(100g 約16円)
- ピーマン…1個 38円(30g 約28円)
- にんじん…1本 33円(30g 約6円)
- 赤パプリカ…1個 98円(20g 約19円)
- ぶなしめじ…1パック 98円(20g 約15円)
- カシューナッツ…1袋 278円(20g 約70円)
以上を足し合わせると、2人前409円(※調味料費は含まない)となり、Cookitの価格880円と比べると約半額に。確かにコストは少し高めに感じますが、そもそも一から調理する際は欲しい量だけ食材を購入することはできないので、余った材料を保存したり、場合によっては使い切れず廃棄してしまったりすることも…。そのことも踏まえて考えると、実際に使ってみた編集部スタッフとしては、とっても便利でおいしいので、手間をかけて手作りするより、少しコストが高くても疲れた日は相棒にしたい…と感じました。前述の通り、調理キットを使うことで普段なら敬遠しがちなメニューにも挑戦できるという点で、献立のレパートリーが広がるのもうれしい効果です。
「調理キットはコスパが悪そう」「本当においしいの?」など、まだチャレンジしていない方にも本当におすすめのCookit。まずは1つ購入してみて、実際に使ってみるとこの良さが実感できるはず。忙しいパパ・ママの味方でとっても便利です。ぜひお試しください。