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春の味覚の代表的な食材「たけのこ」。この季節になるとスーパーの野菜売り場で箱にたくさん詰められ売り出されています。生のたけのこは風味が強く、コリっとした食感が最高においしい! 1年のうち少しの間しか楽しめないたけのこを満喫するために、アク抜き方法やおいしく食べられるレシピを紹介します。
たけのこ(筍)の旬の時期は春~初夏
たけのことは、竹の芽の部分のこと。旬の時期は地域によって異なり、比較的暖かい九州地方では11月頃から採れるところもありますが、だいたい春〜初夏にかけてが旬になります。
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おいしいたけのこの見分け方
おいしく食べるために、旬の他に見分け方も知っておきたいもの。ぽってりと太く、皮が薄茶色で、先端が黄色っぽいものがおすすめです。皮が黒くなっていたり、先端が緑や黒くなっているものはえぐみが強いので、避けましょう。
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たけのこのアク取り方法
分厚い皮に覆われたたけのこは、皮をむき下処理をしないと食べられません。えぐみが強いのでしっかりとアクを抜きましょう。たけのこは時間が経つにつれてえぐみが増していくので、購入したらすぐに茹でてアクを抜いてください。
材料
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たけのこのアク抜きには「米ぬか」と「鷹の爪」が必要です。米ぬかと鷹の爪にはたけのこのアクを出す効果があり、旬の時期になるとたけのこの横にこれらも並べて売られていることが多いです。米ぬかが手に入らない場合は生米や米のとぎ汁でも代用できます。
工程
1.たけのこはたわしなどでこすってよく洗います。
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2.穂先を斜めに切り落とします。根元の固い部分を切り落とし、黒いイボイボが残っていれば、むきます。
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3.切り落とした穂先に1〜2cmの切り込みを入れます。切り込みを入れることによって皮が剥きやすくなります。
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4.鍋に水、米ぬか、鷹の爪を入れて沸かします。
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5.湯が沸いたら皿などで落し蓋をして1時間ほど煮ます。途中、水が少なくなったら足してください。※落し蓋をするとたけのこが浮かず、しっかりアク抜きができます。
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6.竹串を刺してやわらかくなったら、煮汁に浸けたまま冷まして出来上がりです。
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切り方
アク抜きが完了したら食べやすく切っておくと料理にすぐ使えます。たけのこは穂先と根元で食感が違うので分けて切りましょう。
1.先端を切り落とします。
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2.穂先と根元は、食感が違うので切り分けておききます。
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3.穂先は薄切りに、根元は輪切り、半月切り、細切りなどにして使えます。
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茹でたたけのこの保存方法
たけのこは買ったらすぐに茹でて、その日に食べきれない分は保存しましょう。
切らずに保存する
皮をむいた状態で保存する場合はそのまま保存容器に入れ、浸るくらいの水を入れて保存しましょう。毎日水は変えて、2〜3日のうちに食べ切りましょう。
切って冷凍保存する
切ったらラップに包んで、密閉袋に入れて冷凍します。1ヶ月ほど保存できるのですぐに使いきれない場合は冷凍がオススメです。煮物ならそのまま、炒め物にする場合はほぐれるくらい解凍してから使うとおいしく食べられます。
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たけのこがおいしく味わえるおすすめレシピ
しっかりとアク抜きのされたおいしいたけのこを使った定番料理をご紹介します。
定番レシピ(1) たけのこの炊き込みご飯
材料を入れて炊くだけ。歯ごたえのあるたけのこの食感がたまりません。
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材料(2〜3人分)
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- たけのこの穂先部分 1本分(約60g)
- 米 2合
- だし汁 300ml
- しょうゆ 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 木の芽(あれば)適量
作り方
1.米は洗います。炊飯器に木の芽以外の材料をすべて入れ、2合の目盛りまで水を足し、通常通り炊飯します。
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2.炊き上がったら軽く混ぜて出来上がりです。
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3.器によそい木の芽を両手でパンッと叩いてのせます。※木の芽は叩くと香りが出ます。
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今回はシンプルにたけのこだけで作りましたが、油揚げや鶏肉などお好みで加えてみてください。
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定番レシピ(2) たけのこのお吸い物
見た目のシンプルさとは違って滋味深く春らしい味わいです。
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材料(2人分)
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- たけのこの穂先部分の薄切り 6〜8枚
- だし汁 500ml
- しょうゆ(あれば薄口) 少々
- 塩 少々
- 木の芽(あれば) 適量
作り方
1.小鍋に木の芽以外の材料をすべて入れ、軽く煮立てます。
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2.器によそい、木の芽を添えて出来上がりです。
お好みでわかめやみつ葉を加えてもおいしいですよ。
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茹で時間はかかるものの、実は簡単なたけのこの下処理。ぜひマスターして、家庭で生のたけのこを楽しんでくださいね。春ならではの味覚を満喫しましょう。