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『未来の食卓』、干物や缶詰の魅力を発信!第一回商談イベントを開催


昨年11月からスタートした『未来の食卓』が第一回目の商談イベントを2022年5月21日(土)にオンラインで開催した。『未来の食卓』より“おいしくて、楽しい食卓”、“元気・活力が出る食卓/気持ちが豊かになる食卓”、“健康を支える食卓”、“農業や漁業を応援する食卓”ということを提案しつつ、「日本の大地と大海からの食卓提案」をテーマに商談イベントがスタート。今回は特に海からの食卓提案が中心で、干物と缶詰について商談イベントがスタート。会場には、日本缶詰協会公認の缶詰博士である黒川勇人さんと株式会社タスカジ代表取締役の和田幸子さんが登場し、『未来の食卓』代表理事の山田まさるさんと共に進行した。

今回の商談イベントは、一般の方向けというより業界の方々と“食”について、話し合おうというものだ。
まず『未来の食卓』とは、全国の食品メーカーを中心に、流通業、サービス業、消費者、さらに農業者、漁業者までをネットワークし、ビジネスマッチングの機会を創出する「食のプラットフォーマー」のこと。メーカー1社1社では困難な新しい市場(局面)の開拓をチーム・マーケティングにより実現を目指していく。

日本は島国であり、世界の約15,000種の海水魚のうち約25%の約3,700種(日本固有種約1,900種)の魚を捕っているのだが、実は流通している魚はすごく少ないという。このように日本の漁業についてあまり知られていないことも多いのではないだろうか。これらについて、漁業に精通している株式会社ブールヴァールの代表である柴さんとセッションを行った。

日本は水産漁業の大国であり、かつては世界一だった日本。しかし、30年ほど前から現在までジリジリと衰退傾向にあるのが現状だ。
この原因は大きく二つあり、一つ目が“漁業者の高齢化”で、二つ目は “資源の乱獲”だと柴さんは話す。逆に右肩上がりに成長している世界各国では、動物性たんぱく質を多く含む水産資源に注目していることが成長に繋がっているという。以前から農業や漁業などは高齢化問題についてメディアでも触れることが多く知っている方も多いと思うが、原因に挙げられている“乱獲”というと中国などがたくさん魚を獲ってしまうからなのではと、思われている方がほとんどかも知れないが、実は日本の漁師自らが“乱獲”してしまっているという。“海にお金が落ちているという感覚”、“取らないと誰かに取られてしまう”という考えを持つ漁師が多く、結果“サイズの小さいものもすべて取ってしまえ”ということに繋がってしまっているようだ。

これらの課題に対して、生鮮品だけではなく加工品をもっと食べていくことを推奨する。そして原材料は国産だけではなく、資源保持の配慮に意識を向けていくこと。また流通価値のない魚など捨てられてしまっている未利用魚の有効活用を『未来の食卓』から消費者に向けて提案した。

本イベントのパート2として、全国各地からメーカーの方々がオンラインで登場した。

干物屋ふじま ハイパー干物クリエイター 藤間義孝さん

熱海の網代で「干物屋ふじま」を営む干物職人。ハイパー干物クリエイターと名乗り始めたことで多くの人の注目を集め、メディアなどで多数活躍。自ら“ハイパー”と名乗ったことで「普通の干物は作れない」とクオリティの高いオリジナルの干物を作り続けている。また、自身で作る干物が食べられる居酒屋「干物ダイニング yoshi-魚-tei」も運営している。
「干物と日本酒など、他の生産者と繋がり価値を高めていきたい。また国産だから良いということだけでなく、どこで誰が採り、加工したのかなどにも注目してほしい。」と話した。

株式会社木の屋石巻水産 営業部課長 鈴木誠さん

缶詰の「カレイの縁側 醤油煮込み」を紹介。元々捨てる部分だったカレイの縁側部分に社員が着目し商品化。缶詰なので煮込んだりすることで小骨も柔らかくなる。余計な油などは使用しておらず、DHAなど栄養価も高く人気商品になったという。東京ではアンテナショップを中心に販売中。公式オンラインショップでも購入可能だ。
「旬の時期の魚を缶詰にすることを意識しているが、最近はなかなか魚が手に入らないので商品開発に注力していく」と話した。

株式会社シーライフ 専務取締役 河上清貴さん

缶詰は始めて4年目の会社。今回は缶詰の「今朝の浜」を紹介した。浜で獲れた見向きもされない魚を缶詰にしたもので今、注目されている商品だ。缶詰作りをするにあたり漁師や仲買さんに相談し、余ってる魚で誰も買わない魚があることを知り、着目。鮮魚で流通するのには不向きなものや、予定より取れ過ぎてしまったものを使用し商品化した。

株式会社タイム缶詰 代表取締役社長 吉田和生さん

缶詰作りは13人で行っており、手詰めが特徴。缶詰「いわし尾缶詰」を紹介。いわしの尾っぽの部分も身の部分と変わらないほど美味しいという。最後に「陸前高田はカキが有名なので10数回近く試作しており商品開発中。陸前高田の名産を作りたい。」と話した。

株式会社タスカジ 代表取締役 和田幸子さん

現在2600人ほど所属しており、10万人のユーザーが利用している「タスカジ」。この「タスカジ」とは、1時間1500円で利用できる家事代行サービスだ。この「タスカジ」と『未来の食卓』が連携し、缶詰を利用した時短レシピを紹介した。

突然の“おにぎりリクエスト”にもサンマ缶を使った栄養たっぷりの時短「おにぎらず」や、サバ缶のオープンサンドも簡単で美味しいので朝ご飯にと提案した。
その他にも「やがらと水菜と大根のサラダ」など全部で7つのレシピを公開。「朝食に缶詰や干物を使うという文化を定着させたい。質の良いタンパク質を摂ってほしい」とタスカジの和田さんは話した。

そして2022年5月21(土)から27日(金)まで東京有楽町にあるSustaina Station DaiDaiにて食卓提案イベントを開催する。今回のオンラインイベントで紹介した缶詰を実際に食べることができ、店頭では缶詰を購入することができるのでぜひ立ち寄ってみてほしい。

近くのスーパーなどで手軽に購入できる干物や、栄養価も高く種類も豊富な缶詰。この機会に自分のライフスタイルに取り入れてみてはいかがだろうか。

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