久米仙酒造が発売するライスウイスキー『沖縄 BLUE 8年』ってなに?
ウイスキーファンの人でも、普段あまり聞き馴染みのない「ライスウイスキー」。名前の通り、米由来のウイスキーなのですが「焼酎と何が違うの?」「それってウイスキーって言えるの?」など、様々な疑問が浮かんできますよね。
久米仙酒造が発売するライスウイスキー『沖縄 BLUE 8年』は、泡盛酒造だからこそ実現可能な製法で醸造した、世界的に見ても珍しい1本なんです。
お米由来の樽熟成酒の良さを最大限活かした、新しいウイスキー
『沖縄 BLUE 8年』に使用されているベースのお酒は、久米仙酒造の蔵に貯蔵されていた樽熟成フィニッシュ8年貯蔵酒。そこに、最も相性が良いとされた8年熟成のスコットランド産モルトウイスキーを厳選し、独自のブレンド技術によって完成した1本です。
実は、日本国内でウイスキーとして販売するためには税法の関係で「原酒の割合10%以上の麦芽から造られたモルトウイスキーをブレンド」する必要があります。
『沖縄 BLUE 8年』では、樽熟成酒の味わいを最大限に活かすため、10%ブレンドするモルトウイスキーを何種類もテスト。その結果、8年熟成のスコットランド産モルトウイスキーにたどり着いたのだそう。
このウイスキーならではの複雑な味わいが、熟成泡盛の風味と絶妙に絡み合った『沖縄 BLUE 8年』は、名実ともにライス“ウイスキー”として発売することができるのです。
沖縄だからこそ!?気候を活かした熟成技術と樽へのこだわり
5大ウイスキーという言葉があるように、古くからウイスキーの名産地としてしられている地域は比較的涼しいことが多いです。しかし、近年では台湾産のウイスキーが世界的に高い評価を得るなど、亜熱帯地域で製造されたウイスキーにも注目が集まっています。
暖かい地域で造られるウイスキーは、熟成が早いのが最大の特徴。そのため比較的短い年数の熟成でも、芳醇で濃厚な味わいのお酒に仕上がるとされています。
久米仙酒造が工場を置いているのも、亜熱帯気候の沖縄。今後さらに注目を浴びるであろう“亜熱帯気候の蒸留酒”として、新たな価値観を提示する1本になっているのです。
また、『沖縄 BLUE 8年』樽熟成に使用されているのはアメリカ・ケンタッキー州から直接買い付けたバーボン樽。久米仙酒造の酒質とも馴染みやすいこのバーボン樽を用いた熟成により、バニラのような芳醇で甘い香りを実現するとともに、年月を重ねるごとにまろやかで深い旨みが生まれるのです。
瓶詰め後も熟成が続く“育てる”ライスウイスキー
泡盛が持つお酒としての特徴。それは、瓶詰めした後もその中で熟成が続くということ。『沖縄 BLUE 8年』は、ウイスキーでありながら泡盛の特徴である“瓶内熟成”もするという世界的にも珍しい希少なお酒です。
購入後すぐに開けて楽しむのもいいですが、大切に置いておくことで徐々に香りは芳醇に、口当たりはまろやかに、力強い旨味と味わい深さが“育って”いきます。
これこそが、久米仙酒造『沖縄 BLUE 8年』最大の魅力とも言えるのです。
先行販売のMakuakeで話題沸騰!目標金額の150倍となる1500万以上の支援が!
業界内でも話題となっている久米仙酒造『沖縄 BLUE 8年』。発売開始を前に、先行限定販売となったMakuakeのプロジェクトでは目標金額1,000,000円だったのに対して、最終的に応援購入総額15,719,010円という目標達成率1571%を記録。
発売前から、泡盛ファン、ウイスキーファンだけでなく様々なジャンルのお酒好きから注目を浴びていました!
また、パッケージも非常に重厚で高級感があることから、贈答品やプレゼントとしても大活躍してくれそう。お酒好きの人ヘの気の利いた、ちょっと特別感のあるプレゼントとして、世界でも珍しいライスウイスキー『沖縄 BLUE 8年』を贈るのも粋ですよね!
実際に味わいはどうなの?ライスウイスキーをウイスキー有識者がレビュー
世界的にも珍しいライスウイスキーの味わいを、ウイスキー専門家はどのようにジャッジするのか?今回は「ウイスキーエキスパート」の資格を保有するだけでなく、食の専門家としても活躍する西勇輔さんに『沖縄 BLUE 8年』を飲んで頂き、レビューしてもらいました。
バーテンダー・ソムリエ・ウイスキーアドバイザー 西勇輔
国内でまだ1,900名程しか保有していない「ウィスキーエキスパート」の資格を保有。THE GLENLIVET公式ブランドアンバサダー、JSA認定ソムリエやWSETなど、資格に裏付けられたお酒に関する様々な深い見識を持つ。フードアナリスト協会の認定講師も務め、食情報の専門家として食を通じたコミュニケーションの魅力を最大限に伝えてくれる。ワインバー 「西麻布 KEYAKI」 支配人。
ウイスキーと泡盛の良い部分が見事に融合しているお酒
西さん
まず色調は、淡い琥珀色。キラキラと輝いている照り感が美しいお酒でウイスキーそのものですね。ライスウイスキーというジャンルにあまり明るくはないですが、第一印象としては泡盛というよりもウイスキーに近い香りが立ち上がってきますね。どことなく、スペイサイドモルトのような甘やかなニュアンス。バニラのような甘い香りと、白い花の蜜のような香りがして、バーボン樽へのこだわりを感じます。柑橘を添えた豊かな香りのバターのような香りが引き立ちます。
西さん
お酒本来の味わいを確かめるために、まずはストレートでテイスティングさせていただいたのですが、非常にウイスキー感が強いものの、泡盛のニュアンスもしっかりと感じるんですよね。口に含んだ時に鼻から抜けるテイストに泡盛独特の香りがあって、そこがライスウイスキーの本質的な特徴だと感じました。味わいとしては、軽やかでドライだし見た目だけだと完全にウイスキーなんですけど、泡盛の良さを決して消し去っていない。泡盛が持つ米の甘さと、バーボン樽由来の甘やかな香りが非常にマッチしていてブレンドが旨いなと驚きましたねぇ。どこの原酒を使っているか気になります!
年を重ねるごとに変わっていく味わいを比較して楽しみたい!長く付き合っていける1本
西さん
アルコール度数40%ながら、数値以上にアルコール度数を感じたのですが、これは熟成していくと変化していくニュアンスだと思います。つまり、今回ファーストリリースとなる『沖縄 BLUE 8年』の“熟成”への期待値がものすごく高いことの裏返しなんです。今後、工場内で樽熟成させてより年数の高いセカンドリリース以降のものも面白いですし、泡盛の特徴でもある瓶内熟成を経て変わってくる味わいも非常に気になります。長い年月をかけて、自身の成長と共に味わいも変化していく成長するお酒という意味でも長く付き合っていけそうです。
西さん
その意味でも複数本を保持しておくのも面白いですよね。1本は開封して、空気に触れながらも変わっていく現在進行系の味の変化を楽しむ。おそらく3段階くらいで大きな味わいの変化を感じられるはず。開けたてのフレッシュで若い味わい。飲み進めていって酸素に触れていく中で、徐々に熟成度が増していくことで誰が飲んでもわかるほど味わいの変化を感じるはずです。
そしてもう1本は大切に保持しておいて、数年後に熟成感を楽しむ将来のためのお酒。数年後には円熟味がまして、とんでもなく美味しい味わいになっているかもしれませんね!
楽しみ方の面でも、泡盛とウイスキーのいいとこ取りな感じがしますよね(笑)
『沖縄 BLUE 8年』おすすめの飲み方とペアリングについて聞いてみた
西さん
米の甘みを中心に楽しみたいのであれば、ストレートで飲むのがおすすめ。色々試してみたのですが、水の使い方で楽しみ方の幅が非常に広がります。完全なストレートで飲むと、ほんの少し泡盛のニュアンスが強い状態。一方、10~15mlくらいに2~3滴水を入れて飲んでみたのですが、甘さの幅が非常に伸びてよりウイスキーに近い味わいになりました。
水との相性も非常に良いので、1滴ずつ試しながら自分好みの分岐点を見つけてみてください。トゥワイスアップの手前くらいまでの水の量で調整してみると良いと思います。
西さん
ロックで飲むと、洋梨などのフルーツのニュアンスが際立つ印象がありました。ストレートよりもグッと味わいも引き締まるし、温度が下がることでよりキレも増します。氷に当てながら、溶かして加水していくようなイメージで注いでみてください。そうすると、淡麗辛口なすっきりとしたドライな味わいでストレートとはまた違う味わいに変化しますよ。
西さん
食事とのペアリングを考えるのであれば、甘みのある味噌を使った料理などは相性がいいと思います。ストレートに少し加水したときのニュアンスが麹を感じるので、同系統の味わいを持つ味噌料理は合うはず!また、豚の脂成分の旨味が感じられる料理も、『沖縄 BLUE 8年』の上品な甘さを引き立ててくれるのではないでしょうか。総じて、和食との相性が非常に良いお酒だと思います。その他、ライトなおつまみであれば、漬物を合わせるなら浅漬よりもアミノ酸成分が凝縮した旨味を感じる古漬けのタイプ。チーズであれば、ミモレットというよりはコンテが合いそう。日本で販売されている味噌漬けの和風チーズなんかは、最高のアテになりそうですね!
お酒の新たな価値観を提示してくれる!『沖縄 BLUE 8年』を楽しんでみて
「泡盛とウイスキーのいい部分が融合したお酒」と、お酒の専門家からも高い評価を得た『沖縄 BLUE 8年』。お酒が持つポテンシャルも非常に高いことから、今後年数を重ねるごとにより“名酒”として世界に名を轟かせそうですね!
発売前からMakuakeでも1500万円の支援を集め話題になっている『沖縄 BLUE 8年』は、既に一般発売をスタート!その美味しさを、ぜひご自宅で楽しんでみてはいかがでしょうか?
※提供:久米仙酒造株式会社
The post Makuakeで1500万を集めた!革新的ライスウイスキー『沖縄 BLUE 8年』を専門家がガチレビュー first appeared on nomooo.