mitok編集部ではコーヒーをハンドドリップで淹れる際、ケメックス(Chemex)のコーヒーメーカーを使うことがあります。実験器具の三角フラスコを上下に合わせたような、どこかクラシカルなデザインがいい感じ。
でも、専用ペーパーフィルターが高すぎまして、いつの間にかハリオのドリッパー『V60』を組み合わせるイレギュラーな用法が幅を利かせる事態に。これはナシ! な用法かもしれませんが、運用コストを下げられるのでご紹介しましょう。
ケメックスは専用ペーパーフィルターが高い
こちらが編集部で使っているケメックスのコーヒーメーカー『THREE CUP CLASSIC CHEMEX(CM-1C)』(以下、ケメックス)。3杯分用ですね。
米国で活動したドイツ人化学者、ピーター・シュラムボーム博士が1941年に開発したものです。X字のくびれにある木製のホールドと革製の紐がなんとも……しゃれおつ!
(ケメックス公式サイトより)
で、なにが問題か? ケメックスの上半分、ドリッパー部分の専用ペーパーフィルター(BONDED FILTERS PRE-FOLDED SQUARES)がけっこう高いこと。ざっくり1枚13円ほど(100枚入り1,250円ほど)しますかね。ハリオ『V60』用ペーパーフィルターなら1枚3円弱程度(1~2カップ用100枚入り270円ほど)で買えるので、ケメックスはコスパ的にかなりBAD!
ケメックスのペーパーフィルターは使わずに、ケメックスのコーヒーメーカーだけ使い続ける方策はないものか……。
ハリオ『V60』を組み合わせてみた
少しでもコスパを良くしようと、厚手のペーパーフィルターである点を活かし、洗って2、3回使う人もいるそう。でも面倒なんですよね。ハリオ製など他の円錐形ペーパーフィルターを使う手もありますが、コーヒーの重みでずり下がったりもして、いまひとつしっくりこない。ぴったり合いそうな金属フィルターもない(あっても洗うの面倒だし……)。そこで無理やり組み合わせてみたのが……、
ハリオの『V60耐熱ガラス透過ドリッパー(VDG-01B)』。Amazonでは1,000円前後で販売しています。マグカップ用のホルダーは外して使用。
ケメックスと組み合わせると、あら、おあつらえ向きなサイズ感じゃないですか。
この組み合わせなら、ケメックスのルックスをなんとか許容範囲内で台無しにすることなく(と思ってる)、ドリッパーには優秀なハリオV60を使えるという、プラスマイナスでギリギリでプラスな感じのシステムに!(と思ってる)
ケメックスのコーヒーメーカーが欲しいけど、専用ペーパーフィルターのランニングコストでお悩みの方、ハリオ『V60耐熱ガラス透過ドリッパー』と組み合わせてみるのはいかがでしょうか。ドリッパーさえ追加購入すれば、あとは安く手に入るハリオ製ペーパーフィルターで利用OKです。
コストを抑えつつ、なんとかしてケメックスを常用したいと願っている人向けの提案でした。
Chemex ケメックス コーヒーメーカー マシンメイド 3カップ用 ドリップ式 CM-1C
HARIO (ハリオ) V60 耐熱ガラス 透過 コーヒードリッパー 01 ブラック コーヒードリップ 1~2杯用 VDG-01B
<参考リンク>
・ケメックス(英語)