洗濯もの入れにも、おもちゃ入れにも使えるやわらか素材の大きなバケツこと「ランドリーバスケット」。収納からランドリーまで使える幅の広さから人気です。
ところがこれ、似たような製品がいろんなところで発売されているんですよね。値段は結構ちがうんですが…。
そこで、ブームの火付け役である『タブトラッグス』を中心に、ニトリやダイソーの格安ランドリーバスケットを一週間ほど使い比べてみました。使い勝手の差はどこにあるんでしょうか!?
片付けや収納・洗濯にと幅広く使えるソフトバケツ
このやわらかバケツ、ランドリーバスケットという名前でよく呼ばれるものの、実際は本当に広い用途で使える便利アイテム。
投げ込みで使いやすい洗濯もの入れとしてや、とりあえず収納ボックス、ストック食品入れ、お風呂場のおもちゃ入れなどなど、多様な使い方が可能です。
水濡れOK、汚れはさっと水洗いすればOK。中に水をためたり、取っ手をまとめてカバンのように持ち運んだりできます。このタフネスさが一番のウリというわけ。
では各社のランドリーバスケットをチェックしてきましょう!
本家! 『タブトラッグス Mサイズ』1,620円
商品のポイントまとめ!
・重いものも入れられる丈夫な作り
・容器の厚みが十分あり、水を入れても倒れない
・全9色、4サイズ展開とカラバリ・サイズが豊富
・濡れたものに強いが、塩素系漂白剤はNG
丈夫さピカイチ! イギリス生まれのしっかり感触
改めて言うまでもなく、『タブトラッグス』は多用途に使えるのが便利な点。
底に貼られているシールのとおり、中に入れるものは動物のえさ(飼料)やスコップなどの園芸用品、ドライバーなどの工具など、なんでもOK。
底だけでなく側面もしっかりした厚みがあり、ちょっと尖ったものを入れても突き破るようなことはなさそうです。
今回は主に洗濯物を入れて持ち運びましたが、容量26LのMサイズでもかなりの量が入ります。大判のバスタオル10枚程度なら楽勝です。
持ち運びの時は取っ手をまとめてつかむと、バッグのような形状に変わって扱いやすくなるのが便利。
バケツとして使えば、つまみ洗いやつけおき洗いスペースにもなります(塩素系漂白剤はNG)。耐熱は70度まで平気なので、足湯も可能。
踏んでも大丈夫な素材
そして、うっかりな筆者が一番ありがたかったのが、やわらかい素材(ポリエチレン)なので蹴ったり踏んだりしても痛くないところ。踏んで割れるようなこともないので、小さい子供やペットがいる家でも安心です。
床にドン!と置いても音がしにくいのも、マンション住まいとしては便利でした。
サイズとカラーの選択肢が多い
多用途に使え危険性も少ないと便利な『タブトラッグス』ですが、気になったのは部屋の場所を取る部分。これはほかの製品も同じなんですが、丸いバケツ型って床面積よりも上の口が広いせいで、部屋の中でかなり存在感が出るんですよね。
投げ込み収納としては使いやすくてよいのですが、洗濯スペースが狭い場合などはかなりの場所を取ってしまいます。置く場所によって、ひとつ小さめのサイズを買うなど対策が必要そうです。
その点、『タブトラッグス』は4サイズ展開(15L〜38L)なのでベストサイズを選びやすく、カラバリが豊富で場所に合わせた色を選択できます。また、中身が丸見えなのが気になる場合、専用ふたを使うと快適に。
取っ手付きの特長を生かして、持ち運びが発生するものを収納するのに向いています。
また、購入直後に本体からプラスチックっぽいにおいが気になりました。においが気になるかは人によるようで、mitok編集部で嗅いでもらったところ、感じない人もいたので個人差かもしれません。
その後、購入2週間でにおいはかなり薄くなりました。中に入れた衣類ににおい移りなどはなかったので実害はないと思いますが、においに敏感な人は避けたほうがいいかもしれません。
商品データ
容量:26L
素材:リサイクルポリエチレン100%
サイズ:直径39×高さ30cm
色展開:13色
TUBTRUGS タブトラッグス M タブトラッグス バケツ [ Mサイズ 26L ] [ バニラ ]
ニトリ『ランドリーバスケット L(LB-4139)』616円
商品のポイントまとめ!
・容量12LのSと容量20LのL、2サイズ展開
・スーパーのレジかごとほぼ同じサイズの角型もあり
・使い勝手は本家と変わらない
さわやかな白でランドリーに映える!
そっくりさん代表であるニトリの製品。ランドリーバスケットLが、容量的に『タブトラッグス』のSとMの間のサイズになります。
お値段はだいたい半額で、使い勝手はほぼ同じ。違いは、取っ手の裏面に強度を増すためらしき厚みがある部分です。『タブトラッグス』よりも側面の厚みを削ってある分の補強のようです。
色は少々違いがあり、『タブトラッグス』がクリーム色に近いのに比べ、ニトリ製品はクリアな白。ここは好みで選べばよさそうです。
商品データ(商品ページはこちら)
容量:約20L
素材:ポリエチレン
耐熱温度:-10〜60度
サイズ:約42×40×34cm
重量: 約590g
色:白のみ
ダイソー『ソフトタイプ ランドリーバスケット』540円
商品のポイントまとめ!
・丸形と角型があり、カラバリも4〜6種類あり(白・ブラウン・グリーン・ピンクなど)
・ペン立てサイズ(108円)から、容量26Lの540円サイズまでサイズ展開
・店舗により在庫サイズや色にばらつきがあるため、希望のサイズ・色で買うのは難しい
・デザイン・使い勝手は他の製品と変わらない
安さとカラバリならコレ!
他製品と同じクラスの容量が、540円サイズのダイソー『ソフトランドリーバスケット』。写真のとおり、白はニトリ製品とほぼ同じ色味。清潔感のあるカラーで、デザイン違いの角型もあります。
自立する程度の硬めの質感ですが、3製品を比べるとダイソーが最もソフト。厚みはやや薄手で、白いランドリーバスケットに濃い色の衣類を入れると、若干色が透けて見えます(ブラウンなどほかの色だと透けない)。
『タブトラッグス』とニトリは同じ白でも中身は透けないので、気になる場合はダイソー以外を選べば大丈夫です。
筆者は衣類収納に1年ほど前から使っていますが、特に材質の劣化などは感じていません。室内利用なら、気にせず使い続けられそう。
ちなみに、ダイソーのオススメカラーはブラウン。日本の木目調家具(ブラウンカラー)とよくマッチします。『タブトラッグス』だと茶系はコーヒー色になってしまうので、ちょっと色味が違うんですよね。
商品データ
容量:26L
素材:ポリエチレン
耐熱温度:-10〜80度
サイズ:底直径30cm、上直径40㎝、高さ35cm
色:白/ブラウン/グリーン/ピンクなど
【結論】ニトリ・ダイソーのランドリーバスケットでも使い勝手は変わらない!
3製品を使ってみた結果、デザインはほぼ同じ。使い勝手もほとんど変わらないので、買いやすさか、あるいは好きな色があるかどうかで選べばよさそうです。