世界中のゲーマーたちが愛用するPCゲームダウンロードポータル「Steam」。とにかく頻繁にセールが実施され、人気作も最新作も安くゲットできるオトクなサービスですが、配信タイトルが超膨大なせいで、どれで遊んでいいのかわからない! そこでSteamマニアな筆者が、いままでプレイした中からおすすめのタイトルをご紹介。本日は北欧神話ベースのアクション・アドベンチャー『JOTUN(ヨトゥン)』です!
Steam入門におすすめの10本まとめバックナンバー
・Steamのはじめ方
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・第5集の10本はこちら
『JOTUN』インフォメーション
・ジャンル:アクションアドベンチャー
・日本語対応:対応(UI・字幕)
・デベロッパー:Thunder Lotus Games
・パブリッシャー:Thunder Lotus Games
・価格:1,480円
・ダウンロードはこちら
ガチの北欧神話リスペクトで、手描きの巨人がヌルヌル動く
https://www.youtube.com/watch?v=uB37tkDDNJA
『ヨトゥン(JOTUN)』は、北欧神話の世界を舞台とした、手描きアニメがぬるぬる動くアクションアドベンチャーだ。北欧神話はRPGやマンガのネタ元として有名で、中には格好いい名詞だけを拝借した作品も少なくないのだが、本作の北欧神話リスペクトはガチだ。何しろ、ボイスが本場のアイスランド語なのだから本気の程がうかがえる。
基本的には北欧神話を知らずとも遊べるのだが、知識があると深く楽しめる。例えば、回復の泉には片眼の男が浸かっているのだが、特に説明はない。しかし、北欧神話を知っていればこの男がオーディンであることが推察でき、「わざわざ最高神が出てくるからには、何かあるのだな」と先の展開が楽しみになってくる……といった具合だ。
こう書くとややこしそうだが、日本語UIが用意されているので問題なく遊べる。ボイスにも字幕がつけられており、ネイティブなアクセントによる北欧神話の固有名詞が聞けるのが嬉しい。主人公の女戦士・トーラは不名誉な死を遂げてしまうが、ヴァルハラに入る資格を取り戻すべく、武勇の証を立てる冒険に赴く。ヴァイキングの大斧と様々な効果を持つ「神力」を武器とし、行く手に待ち受ける巨人(ヨトゥン)を打ち倒すのだ。
本作の大きな特徴は、美しい手描きのグラフィックにある。まるでイラストのようなヨトゥンがディズニーアニメを思わせる滑らかで動くのだ。例えばある者は植物と女性を足したような姿をしている。身体を斬ると腹部が開き、弱点である花が露出するので、ここに攻撃を入れれば大ダメージを与えられるといった具合。
トーラは素早く範囲が広いなぎ払いと、威力は大きいが発動に時間がかかる叩き付けを使える。本作の難易度は低くないため、敵の動きを観察することが重要。敵の隙には叩き付けを的確に当て、攻撃は確実に回避するという、堅実な立ち回りが求められる。
神力とは魔法のようなもの。「体力を回復する」「身を守る盾を召喚する」「敵を引きつけるデコイを呼び出す」など、その効果は様々。使用回数には限りがあるため、雑魚戦にはデコイ、ヨトゥン戦には回復など、使い所を見極めていきたい。マップにはHPの上限を上げる「黄金の林檎」が隠されているため、しっかり探索して取り漏らしのないようにしたい。夏にはボス戦のみを楽しめる新バージョンも用意されており、本作を持っていれば無料で提供される予定なので、一足早く手に入れておくのもいいだろう。
<参考リンク>
・Steam
・Steam|JOTUN
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