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2023年の節分はいつ?恵方巻きの方角は?豆まきの由来は?



【2023年1月11日更新】「節分」とは立春の前日のことで、2023年は2月3日(金)です。冬と春の変わり目である節分には邪気が入りやすいと考えられていたため、鬼を払う行事が生まれました。最近では豆まきと恵方巻が恒例行事ですね。炒った豆を神棚にお供えし、夜に家長が行うのが豆まきの正式なやり方。恵方巻はその年の恵方を向き、願い事をしながら無言で一気に食べるのがルールです。

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2023年は2月3日(金)が「節分」です。節分の由来、代表的な節分行事である豆まきや恵方巻の由来や楽しみ方を、和文化研究家の三浦康子さんに教えてもらいました。

節分とは?

節分とは、本来は季節の分かれ目である「立春、立夏、立秋、立冬」の前日のこと。年に4回ありますが、室町時代あたりから、節分といえば立春の前日を指すようになりました。旧暦では春が新年の象徴だったため、立春前日の節分は大晦日のようなもの。昔は「季節の変わり目には邪気が入りやすい」と考えられ、年の変わり目でもある立春前日の節分に、邪気の象徴である鬼を追い払う行事が定着しました。

以下のように、年によって日付が前後します。

2023年2月3日(金)2024年2月3日(土)2025年2月2日(日)2026年2月3日(火)

豆まきの由来ややり方は?

豆まきの由来は、古代中国で大晦日に行われていた「追儺(ついな)」という邪気祓いの行事。これが奈良時代に日本に伝わり、平安時代には宮中行事に取り入れられました。

その行事の中のひとつ「豆打ち」が、江戸時代に「豆まき」となって庶民の間で流行。豆を「打つ」から「まく」に変わったのは、農民の豊作を願う気持ちを反映し、畑に豆をまくしぐさを表しているからだといわれています。

どうして豆で鬼退治するの?

鬼は邪気や厄の象徴。形の見えない災害、病、飢饉などの人間の想像力を越えた恐ろしい出来事は、鬼の仕業と考えられてきました。

鬼を追い払うためにまくのは大豆。大豆は五穀のひとつで、穀霊が宿るとされていました。そして、「豆を炒る」ことが「魔目を射る」に通じて「魔滅(まめ)」となるため、煎った大豆(福豆)を使って鬼を払うのです。

豆はまく前に、枡に入れて神棚に供えると、神様の力が宿って鬼を退治するパワーが増すそう。神棚がない場合は南の方角の目線より高い場所に、白い紙を敷いてお供えしましょう。

豆まきはいつ、どうやってやるの?

鬼は真夜中にやってくるとされているので、豆まきは夜に行います。できれば家族全員がそろっているとよいでしょう。豆まきは一家の幸せを願う行事なので、本来は家長が豆をまきます。その年の「年男」や「年女」も吉とされています。

豆まきのしかたは地方や家によって異なりますが、基本的には、窓を開け「鬼は外!」と大きな声で唱えながら外に向かって豆をまき、鬼が戻ってこないようすぐに窓を閉めて「福は内!」と室内に豆をまきます。家の奥から順番に、最後は玄関までまいて家中の鬼を追い払いましょう。

豆まきのあとは、1年を無病息災で過ごせるよう年の数だけ福豆を食べましょう。食べる豆の数は一般的には満年齢+1。全部食べきれない場合は、梅干しと塩昆布と豆3粒を入れた「福茶」を飲むといいですよ。

恵方巻の由来や食べ方は?

恵方巻きとは、福を巻き込んだ太巻きを、恵方(その年の縁起のよい方角)を向いて願い事をしながら丸かじりするという、関西から広まった風習。以下のように、年によって方角が変わります。

2023年…南南東2024年…東北東2025年…西南西2026年…南南東

恵方巻きは、無言で一気に食べるのがルール。家庭によってさまざまな具材が用いられますが、七福神にちなんで7種類の具材を入れると縁起がいいと言われています。近年では寿司店やスーパー、コンビニなどでも趣向を凝らした恵方巻がそろっているので、自分好みの恵方巻きを選ぶのもいいですね。

監修:三浦康子
和文化研究家。日本の文化を今に生かす方法をさまざまなメディアで提案。「行事育」提唱者。著書に『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)他多数。
http://wa-bunka.com/

[All Photos by shutterstock.com]

https://iemone.jp/article/gourmet/mari-m_276971/

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