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豚肉とアサリの料理って日本ではあまりポピュラーじゃないかもしれません。でも、豚とアサリの旨味がスパイスで調和してとってもおいしいんです。ポルトガルの料理で、豚塊の肉をスパイスなどのミックスに一晩漬けておくという準備が本来は必要なのですが、それは「お昼ごはん部」では難しいので、短時間で作れるよう、レシピを工夫しました! 本格的なおいしさを簡単にささっと作れますよ。
この料理はワインによく合うんです。でもお昼ごはん部ですから、ノンアルコールのワインがいいかもしれません。
材料は豚肉とアサリとレモンの3つと調味料!
今回の材料は豚(ロース肉またはバラ肉)の塊肉、そして旬の季節になりました、アサリ! あとはレモンです。
調味料のパプリカパウダーは、ちょっとだけピリッとして香ばしく赤い色が美しいスパイス。日本でよく見る野菜のパプリカとは異なる種類の、すこし長めのものが原料です。サラダのドレッシングに入れたり、スープに振ったり、トマトが入っている料理に使ったりと使い勝手がいいスパイスです。
豚ロース肉又はバラ肉の塊300gにんにくパウダー小さじ1パプリカパウダー小さじ1ラード又は植物油小さじ1アサリ200gレモン1/2個塩小さじ1/2黒こしょう適量トッピングの野菜適量*ニンニクとパプリカの代わりに「ハリッサ」という地中海の調味料を使うと、ちょっとエキゾチックになります。
*ラードは豚肉に合います。もし豚バラ肉を使うなら脂が多いので、植物油のほうがあっさり仕上がります。
*トッピングの野菜は、パクチーや赤いラディッシュ、パセリなどで。
使うのは鍋一つ!土鍋でもフライパンでもOKです。
1.豚肉は、5㎜位の厚みで食べやすい大きさ(短冊や角型)に切って、にんにくパウダー、パプリカパウダー、塩を揉みこみ、15分ほどおいておきます(切ってから揉みこむので一晩かけなくてもしっかり味がはいります)。
2.土鍋またはフライパンにラードまたは植物油を入れてあたため、1の豚肉を並べて全体に焼き目がつくように、時々転がしながら火を通します。(5分位)
3.アサリは水でこするように洗っておいて、2の鍋に入れて蓋をして、中火にします。
アサリが口を開けたら火を止めます。
4.レモンを絞りかけて、野菜をトッピングします。
*ニンニクとパプリカの代わりに「ハリッサ」という地中海のピリ辛スパイシーな調味料を使うと、ちょっとエキゾチックになります。
さぁ、みなさんちゃんとできたでしょうか?!
フライパンで作って皿に盛り付けた人あり、鍋やスキレットでテーブルにそのまま出す人あり。おいしそうに仕上がりました。
©Chika「豚肉とアサリの組み合わせが斬新! めっちゃおいしかったです~~アサリがなかなか開いてくれなくて焦りましたが、みなさんよりかなり遅いタイミングで開いてくれてよかった……トッピングはトマトとみつ葉でした」とChikaさん。
美しい盛り付け! トマトもいいですね。ぱっと華やいだ雰囲気になります。水分が少なく蒸して作るので、アサリが開くまでにちょっと時間がかかることがあると思います。火を多少強めにするといいかもしれません。
©Mari.Mこちらは小さめの土鍋で作ったMari.Mさん。
「アサリと豚肉の組み合わせって、こんなにおいしいんですね! 生まれて初めて食べたと思います。今日は、イタリアンパセリがなくて、オマケのようなセロリとトマトのっけてみました。トマト、よくあいました。今日もごちそうさまでした!!パスタより、断然米でした~」
©Mayumiそうなんです、ご飯にもあうんです。水分が少ないとはいえ、旨味たっぷりのスープが出てきます。
「調味料少ないのにしっかり味がついていてご飯が進みました。アサリの出汁がすごい!」
そうですね。とくに出汁系の調味料を使わなくてもおいしくできました。
©Aya Yamaguchiスキレットでおしゃれに仕上げたのが山口さん。
「今日はアサリが足りなくて、多分みんなと違うもの食べてたような気がします。絶対ぷりぷりアサリたっぷり&ラードでリベンジしたい〜トッピング多すぎて中身見えない〜。でもスキレットの底に溜まったソースにパンつけて食べたら旨味たっぷりでおいしかったです」
小さいサイズなら、こんな風に前菜にしてもいいですね。豚肉の焼け具合がいい。プチトマトはこういうとき可愛いですね。
©MaruMaruさんは大葉でをトッピング。青い器が鮮やかです。
「朝に食材買いにはしったので、薄い肉しかなく残念! アサリはお買い得ジャンボパックにして正解でした! アサリの身を出して一気にかきこむのも良きでした(笑)」
アサリたっぷりっていいですね。春はアサリの季節ですから、おいしいこと間違いなし。
というわけで、いつも酒蒸しを楽しんでいるアサリに豚を加えてごちそうになりました。次回は「台湾の三杯鶏」に挑戦です。
[All photos by Atsushi Ishiguro unless otherwise attributed.]
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