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ブラジル最大観光都市「リオデジャネイロ」のおすすめビアバー3軒!ブリューパブから、オフィス街のちょい呑みスペースまで



こんにちは!旅とビールが大好き、ブラジル在住Ayumiです。

ブラジルと言われて真っ先に名前を思い浮かべる都市はどこですか?ブラジルにはあまり興味がなくても、そう尋ねられたら「リオデジャネイロ」という答える方は多いのではないでしょうか。

そんなブラジルで知名度ナンバー1の観光都市、リオデジャネイロ(以下、リオ)。人口は600万人を超え、ブラジル国内の都市としてはサンパウロに次ぐ大都市で、季節を問わず、国内外から観光客が押し寄せます。また、カーニバルやサンバ、ボサノバなどの独特の文化を生んだのもこの街です。


そんなリオは、実はクラフトビールも今、アツいんです。ブラジルでここ数年急速にクラフトビール市場の盛り上がりが顕著になっていて、世界中のグルメ好き・酒好きが訪れるような、魅力あふれる個性的なブルワリーが活躍中!今回はそのうち代表的な2つのブルワリー直営ビアバーと、クラフトビアバー1軒をご紹介します。

ブラジル旅の参考にどうぞ!

リオで最も有名なブルワリーの1つ「Hocus Pocus」


“リオのブルワリー”と言ったら、真っ先に名前が挙がるほどの有名ブルワリー「Hocus Pocus」。ブラジル国内で全国販売も実施していて知名度は抜群です。

市内で開催されたクラフトビール造り講習会で出会った若き2人が意気投合し、2014年9月に最初のビール『Magic Tap』を醸造したことで、その歴史がスタート。

現在はサンパウロ州、リオ州に合わせて4軒の直営ビアバーを展開。さらに、瓶詰ビールは南東部を中心にスーパーでも購入できるほど浸透しています。


今回訪れたのは、4軒ある直営ビアバーのうちの1つ「Hocus Pocus DNA。市内ボタフォゴ地区にあり、土曜日の昼過ぎ、中途半端な時間に行ったにも拘らずほぼ満席。

彼らのビールの特徴でもある一度見たら忘れられないジャケイラストをそのまま反映させたような、いるだけで気分がアガるポップで多彩な独特の世界観を持った店内です。


タップ数は、なんと全部で14種類!13種は全てHocus Pocusのオリジナルビールで、ゲストビールは1種のみ。定期的に期間限定などが入れ替わるそう。これだけ多彩なビアスタイルを提供できるなんて、探究努力に頭が下がります。ちなみに、彼らの得意とするビアスタイルは、IPA、ラガー、スタウトサワーです。


訪問した際に注文したのは、店員さんおすすめの3種。左からAmerican IPAの『Interstellar』(7.0%)、サワー『Dreampotion』(4.5%)、ラガー『Alma』(4.4%)。

「Interstellar」は、グレープフルーツのような爽やかなホップの苦みが口いっぱいに広がって最高においしい1杯。最近リリースされたばかりという「Dreampotion」は、ベリーの波が押し寄せてくる甘酸っぱい1杯!酸味は強いのに、意外なほど飲みやすい。そして、日本語で「魂」を意味する名前の付いた「Alma」は、ただ飲みやすいだけでなく、ホップの力強く頼もしい存在感をどっしりと感じられるラガーです。


次は、強みであるというIPA系から、West Coast IPA『Too Many Astronauts』(7.0%・写真左)とSession IPA『Os Amantes』(5.0%・写真右)、そしてHocus Pocusで最も人気のあるAmerican Blond Ale『Orange Sunshine』(5.0%・写真中央)を飲み比べてみました。

West Coast IPAの「Too Many Astronauts」は、その特徴でもある強い苦みが楽しめる1杯。苦いんだけど、後引くおいしさ。一方Session IPAの「Os Amantes」は、苦みを主張しつつも丸みを帯びていてドリンカブル。


そして筆者はこれまでに何度も瓶で味わっていた「Orange Sunshine」は、初めて樽生を飲んでみましたが、瓶製品と印象が全く違って驚き!なんとなく甘ったるいような印象だったのが一掃されました。おつまみのオリーブフライとも相性抜群!

ちなみに、「Hocus Pocus DNA」はオリジナルグッズも取り揃えていて、デザインの可愛いこのグラスも購入できます。自宅でのビール生活がもっと華やぎそう!


オフィス街に突如現れ、退社後にちょい呑みできる「Madre Cerveja de Capotá」


2軒目はリオ市内ボタフォゴ地区にあるビアバー「Madre Cerveja de Capotá」。日系など外資系企業のオフィスが集まるエリアに、石油会社に勤めていたオーナー2人が2017年にビアスタンドを立ち上げました。


ここでは、国内、特にリオデジャネイロ州内のブルワリーのビールを中心に取り扱っています。タップは厳選された4種類。リオ州内の小中規模ブルワリーから、偏らないビアスタイルを意識して選んでいるとのこと。


1杯目にいただいたのは、リオ州ペトロポリス市のブルワリー「Criatura Craft Beer」が手がける『Pilsen』(4.4%・写真右)。爽やかながらもボディがしっかりあり、深い味です。

そして、同じくペトロポリス市のブルワリー「Cerveza Guapa」の『NE IPA』(6.4%・写真左)。オレンジのような柑橘感が最初にやってきて、後から控えめな苦みがやってくる印象。どちらもリオまで来ないと呑めない、超貴重なビールです。


次は、リオ州テレゾポリス市のブルワリー「Cervejaria Mad Brew」の『Red Ale』(5.3%・写真右)。甘味はほんのり、後から余韻に浸れる癒し系の1杯。そして、リオ州イタボライ市のブルワリー「Old School Cervejaria」の『IPA』(6.6%・写真左)。これぞIPA!と思うような苦みがありつつ、重くないのでゴクゴクいけちゃいます。


おつまみは簡単な揚げ物数品程度ですが、仕事帰りにサクっと貴重なクラフトビールを楽しめる素敵な止まり木でした。近隣で働いている人が羨ましい。

仲良しコンビが趣味で始めたビール造り「Three Monkeys Beer」


3軒目にご紹介するのは、リオの有名ブルワリー「Three Monkeys Beer」。

2013年、友人3人が自宅の鍋でビールを手造りするところからスタート。最初は趣味で始まったビール造りが、次第に家族や友人間で評判を呼び、ついにブルワリーとして始動。彼らがヨーロッパ旅行の際に出会ったベルギービールに影響を受けつつ、カリオカ(=リオデジャネイロで生まれ育ったリオっ子、の意味)のDNAとグローバルなスピリッツを合言葉に革新的なビール造りを目指しています。


これまでの試作品は120を超え、なかにはイカ墨やカレーを使ったなんていう試作品もあったとか(気になる!)。今回我々が訪れた直営バー「Three Monkeys House」は、2023年からリオ市内で営業開始。内部にミニ醸造所を併設している、いわゆるブリューパブです。


リオ州内にも大規模醸造所がありますが、そちらで生産されたビールは州内を始め近隣のスーパーでも販売しています。訪問した日に出会えたビールは5種類、うち4種が同ブルワリーのオリジナルビールでした。週末には、10種類近くのスタイルが楽しめるようです。


訪問した日は、ピルスナー『True Gold』(5.3%・写真左)からスタート。喉越し重視のゴクゴク系!暑くて湿度の高いリオにピッタリ。『Golden Ale』(7.5%・写真右)は、ほんのりハチミツのような甘い香りの1杯。度数が高いわりに、アルコールの感じ方は優しくて飲みやすい。


続いては『Rusty』(5.0%・写真左)、『House Weiss』(5.1%・写真右)。Irish Red Aleの「Rusty」はふわっとカラメル香と丸みのある呑み心地にウットリ。

ヴァイツェンの「House Weiss」は、一口目に麦由来の甘さが強い印象を受けたものの、飲み進めるうちに実は意外なほどにスッキリとした飲み心地であることに驚き。こんなヴァイツェンもあるんだ!


料理はビールに合うことを意識した、映え完全無視のストロング茶色メニューがメイン。甘辛いソースをまとったコッテリフライドチキンも、魚フライも牛ステーキも見事に茶色く、そしてビールの最高のお供でした!


以上、リオのクラフトビールが楽しめるバー3軒でした。リオを訪れる際は、ぜひ訪れてみてください!

※リオデジャネイロは非常に治安が悪いことでも有名です。ご旅行の際は、必ず事前に領事館などのサイトで安全情報をご確認ください。
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