クラフトビールの聖地デンバーで、“匠によるビールプロジェクト施設” として数々の個性的なビールをつくるブルワリーが日本初上陸!
アメリカンクラフトビールの輸入卸を行う株式会社ナガノトレーディングが、2019年2月上旬よりアメリカ・コロラド州デンバーに拠点を置くCrooked Stave Artisan Beer Project(クルケッドステイブ・アルチザン・ビアプロジェクト)の輸入販売を開始することを発表しました。野生酵母に魅せられた彼らのビールを紹介します。
野生酵母に魅せられたブルワリー
Crooked Stave Artisan Beer Project は2010年、コロラド州デンバーに、“匠によるビールプロジェクト施設”として誕生しました。創立者であるChad Yakobson は、酒類で使われる野生酵母の一つ「ブレタノマイセス」に魅せられ研究を重ね、論説を書き上げるほどのブレタノマイセス専門家。彼の得意分野であるブレタノマイセス、ワイルド、サワーエール、そしてバレルエイジドビールに強くこだわり、他とは全く違う、複雑で唯一無二のビールを造っています。100%野生酵母ブレタノマイセスとバクテリアを使用したビールを、彼は新しいカテゴリーとして “Wilds”と呼んでいます。
昔から続くビール造りの意義、そして酵母を自分たちの焦点として大切にしているCrooked Stave は、クラフトビールの聖地として成長を続けているコロラド州デンバーで、今注目を浴びているブリュワリーとも言えるでしょう。
今回は Crooked Stave の中から3つのビールを紹介いたします。
初夏の風が恋しくなる、爽やかなハーブの香り。
『Colorado Wild Sage(コロラド ワイルド セージ)』
◯ビアスタイル:Brett Saison
◯アルコール度数:7.2%
Crooked Stave の実力を知りたければ、まずはこの1本から飲んでみましょう。
『Colorado Wild Sage(コロラド ワイルド セージ)』は、通年リリースされている商品。新鮮なハーブ「ホワイトセージ」とレモングラスを使って造られたセゾンの一種です。醸造所の拠点であるコロラドの山へ敬意を払い、使っている材料はすべてコロラド産。無濾過で野生的に仕上げ、パッケージングの際、缶に少量の酵母を入れて新鮮さを保っています。
プシュッとプルタブを引いた瞬間から、ハーブを思わせるフレッシュな香りが鼻に届きます。シルクのような滑らかなのどごしで、軽い口当たり。スパイシーな香りとほのかな苦みのバランスは絶妙です。上品でありながら野生感あふれる一杯は、初夏にごくごく飲みたい一品です。
春の草原が浮かぶ、野生的な華やかさ
『St. Bretta(セイント ブレッタ)』
◯ビアスタイル:Citrus Saison
◯アルコール度数:5.2%
こちらも Crooked Stave で通年リリースされている商品。昔ヨーロッパで造られていた「Farmhouse saison」の再考レシピで、醸造所のオリジナルの酵母 "混合培養ブレタノマイセス" を使って造られたセゾンの一種です。前述の『コロラド ワイルド セージ』と同様、無濾過で野生的に仕上げ、パッケージングの際、缶に少量の酵母を入れて新鮮さを保っています。
口に含むと、草原を思わせる野生的な香り、ほのかな酸味が口に広がります。後から押し寄せてくる苦みが最後まで残り、飲み進めるほどにおかわりが欲しくなる味わいです。
時間をかけて飲みたい、心地よい重厚感。
◯ビアスタイル:Baltic Porter Aged with Artisan Coffee beans
◯アルコール度数:8.5%
「リミテッドリリース」として発売される季節限定品。リリースされるごとに毎回異なるロースターとユニークな焙煎で造られます。『Baltic Porter』には焙煎されたばかりのコーヒー豆を使い、ダークシュガー、プラム、そしてココアを投入してバランスを取り、しっかりとしたポーターのベースをつくっています。
味わいも香りも強いコーヒーのフレーバーを感じます。爽やかなコーヒー豆の酸味をほのかに感じ、飲み進めるほどに重厚感が増していきます。ミルクチョコレートのような微量の甘みと苦みのバランスは絶妙!ゆっくりと時間をかけて味わいたいポーターです。
各地のビアバーに続々登場!
Crooked Stave の輸入卸を行うナガノトレーディングの森木さんは、Crooked Stave について次のように話してくださいました。ナガノトレーディング 森木ゆいさん
Crooked Stave が飲めるのは、次の各店舗。ぜひ近くのお店でこだわりの一杯を試してみてください。
※2月中旬時点の情報です。最新の情報は各店舗にご確認ください。