![](https://beergirlproduction-8f8c.kxcdn.com/image/upload/2019/01/5f0d5ffa-25d5-465c-91e1-32a74eddea07.jpg)
あなたは、ビールとコーヒーの素敵な出会いを体験したことがありますか?
今年6年目を迎える「NW Coffee Beer Invitational(ノースウェスト・コーヒービール招待大会)」は、地元のクラフトビール醸造所とクラフトコーヒー焙煎所がコラボして作る「コーヒービール」のフェスティバル。数あるポートランドのビールフェスティバルの中でも、ポートランドらしいユニークなイベントです。
ポートランド在住の東リカが、写真と共にレポートしていきます!
![ポートランド コーヒービール フェス](https://beergirlproduction-8f8c.kxcdn.com/image/upload/2019/01/d02d46de-0591-43af-80bf-ce3dbf1bf905.jpg)
20種類のコーヒービール
会場は住宅街にある「グースホローイン」というパブの敷地内に立てられた簡易テント。前売り券はなく、会場で$20を支払うと試飲用のグラスと10杯分のチケット、プログラムが手渡されます。![コーヒービール招待大会 ポートランド ビールイベント](https://beergirlproduction-8f8c.kxcdn.com/image/upload/2019/01/81bca937-4f39-4641-877c-9048fd1b8cf6.jpg)
会場では、ポートランドを中心とした20のブルワリーが、それぞれコーヒー焙煎所とチームを組んで作り上げたコーヒービールを試飲することができます。
![coffeebeer コーヒービール ポートランド](https://beergirlproduction-8f8c.kxcdn.com/image/upload/2019/01/9f70f789-fcd8-4eca-a780-d634cdfac4fb.jpg)
会期は、1月26日土曜日の12時から19時まで。冬場のポートランドには珍しく青空が広がり、到着した13時頃には、すでに外でビールを楽しむ人の姿も。赤ちゃんや子犬同伴者も少なくなく、和気あいあいとした雰囲気です。かなり混み合っていましたが、誰もが「晴れた土曜に、昼からビールを楽しめて嬉しい!」といった表情で、まったりとイベントを楽しんでいました。
![](https://beergirlproduction-8f8c.kxcdn.com/image/upload/2019/01/cc4d0311-73bb-4d33-9d80-a3d990727cea.jpg)
今回は、サッポロビールのマスターブリュワー、新井さんとご一緒したので、たくさん試飲することができました。
ここからは、同時開催された審査会で入賞したビールや、新井さんと私のお気に入りをご紹介します。
入賞ビールはこれ!
まずは、今大会で入賞したビールをご紹介します。![bend brewing コーヒービール ベンド](https://beergirlproduction-8f8c.kxcdn.com/image/upload/2019/01/0be7c03a-cf9f-46d6-9ece-1f8e8f35a99c.jpg)
映えある1位に選ばれたのは、オレゴン州ベンドのブルワリー、Bend Brewingの"Coffee N Cream Coffee Blonde"。同じくベンドの焙煎所、THUMPのエチオピア産ウォッシュドコーヒー豆とラクトースを使ったもので、とても良い香りの飲みやすいコーヒービールでした。
![ルース ポートランド クラフトビール](https://beergirlproduction-8f8c.kxcdn.com/image/upload/2019/01/2c44ed24-bf2c-4f31-968c-5f504ea74189.jpg)
2位は、ポートランドのブルワリー、Ruse Brewingの"The Stage of Dawn"。
オートミール・スタウトにウガンダ産バニラと地元の人気焙煎所Coava Coffeeのコーヒーを合わせたという真っ黒な甘めのビール。アルコール度数9.4%とかなり高いのですが、「軽さが印象的だ」と新井さん。
3位は、残念ながら試飲できなかったのですが、 ポートランドのブルワリー、Lompoc Brewingの"Uganda Love It"。2018年度「グレート・アメリカン・ビア・フェスティバル」ロバストポーター部門で金賞を受賞したポーター"Lomporter"にBeansmith Roastingのウガンダ産コーヒーのコールドブリューを加えて作ったそうです。
パイナップル×エスプレッソの不思議な組み合わせ
続いては、私たちが美味しい!と思ったビールをご紹介していきます。![ポノ コーヒービール パイナップルエスプレッソ](https://beergirlproduction-8f8c.kxcdn.com/image/upload/2019/01/0efbf082-a6a8-44c1-87cb-474c44710975.jpg)
まずは、新井さんのご友人、ラリーさん(写真右)が共同創業者として最近ポートランドでオープンしたPono Brewingの"Pinapple Express"。
地元のBadbeard's Micro-Roasteryとコラボし、コルシュスタイルのビールにケニヤ産コーヒーとパイナップルピューレを加えて作ったものです。
パイナップルにエスプレッソ?と不思議な組み合わせだと思いましたが、それぞれの味も分かるけれど主張しすぎない、バランスの取れた美味しいビールでした。
朝食のおともにしたい一杯
![Coalition Brewing ポートランド コーヒービール](https://beergirlproduction-8f8c.kxcdn.com/image/upload/2019/01/05ddfa4c-9c18-4620-94b0-fad7d1aebb34.jpg)
続いては、ポートランドのブルワリー、Coalition Brewingの"Liquid Breakfast"。秋冬限定で作るというメープルシロップ入りポーター"Loving Cup Maple Porter"を1年間バーボン樽で寝かせ、シアトルの焙煎所Caffe Umbriaのコーヒーと合わせたものです。
バーボン、メープル、コーヒーと間違いない組み合わせで、確かに朝食からお供にしてみたい美味しいコーヒービールでした。
バランスの取れた、きれいなビール
![モダンタイムス カリフォルニア クラフトビール](https://beergirlproduction-8f8c.kxcdn.com/image/upload/2019/01/052ecd67-81fa-4658-a848-9d6269251a58.jpg)
次は、カリフォルニア州サンディエゴのブルワリーModern Times Beerの"Ponderous Climate"。このブルワリーのポートランド店は、ちょうどこの日、1周年。実はイベント後、そちらへと流れたのですが、大盛況でした。
こちらは自社で焙煎しているコーヒーを使っています。新井さんは「きれいなビール」と評していましたが、バランスのとれたしっかりとビールの味を感じられるものでした。
意外!クリアな色のコーヒービール
![Kiitos Brewing クリームエール ソルトレイクシティ](https://beergirlproduction-8f8c.kxcdn.com/image/upload/2019/01/f479768d-b57f-48c7-a2b7-9880f2cf3c0f.jpg)
最後は、ユタ州ソルトレイクシティのブルワリー、Kiitos Brewingの"Coffee Cream Ale"。
黒っぽい色のビールが多い中、クリアな色が印象的なこちら。同じくソルトレイクシティの焙煎所La Barbaのコーヒー豆をそのままビールに数日間つけて香りを移したそうです。
一見、すっきりとしたビールかと思いきや、グラスを顔に近づけるとコーヒーが香るという意外性に惹かれるビールでした。
![コーヒービール招待大会 ポートランド イベント](https://beergirlproduction-8f8c.kxcdn.com/image/upload/2019/01/422d7851-28f8-432c-9bca-e9e4bc60dcf4.jpg)
他にも、会場にはグルテンフリービールやチリやタマリンドの入ったスパイシーなビールなどユニークなものがたくさんありました。
1年に1日だけですが、ポートランドらしい楽しいイベントです。コーヒービール好きのみなさま、いつか参加してみてくださいね。