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「暇つぶし」から「日常の当たり前」に―最新データから見るYoutubeの可能性


電車に乗っているとき、家でまったりしているとき、寝る間際・・・日常の隙間時間のオトモと言えばYoutubeではないだろうか?

つい先日、Googleが発表した最新のYoutubeデータが興味深かったのでご紹介しよう。

まず、YouTubeの利⽤者層についてだ。

今年の5 ⽉時点で⽇本の18歳以上の利⽤者は、6,900万⼈以上という結果に。

その中でも、⽇本の 45〜64歳のYouTubeの⽉間利⽤者は2,500 万⼈以上で、これは該当年代の総⼈⼝の約 75 %が利⽤していることになる。

驚いたことに60~89歳(シニア層)の視聴動機に、「動画や⾳楽を視聴」「娯楽として楽しむ」「⾃分の趣味に合う」「暇つぶし」と、これまで若い世代が中⼼と思っていた人も多いはず。

続いて、YouTube の視聴⽅法のデータだが、コネクテッドテレビで視聴する人が3 ⽉時点では 2,000 万⼈以上いることが判明。

テレビ画⾯で視聴するログイン視聴者の20%以上は、ほぼ(90% 以上 )テレビ画⾯でのみコンテンツを視聴している。

また、モバイルやデスクトップPCでの視聴と⽐較して60%平均視聴時間が⻑いという結果も。

自身も毎日欠かさず見ていることから、このデータは頷ける。

ちなみに、⽇本で100万⼈以上の登録者のいるチャンネル数は350以上になるそう。

さらに、100万円以上の収益があるチャンネル数は昨年同期⽐(2020年6⽉と2021年同⽉で⽐較)で 50%増加しているのだ。

これからクリエイターを目指す人にとっても嬉しいニュースなはず。

様々なプラットフォームが生まれる中で、根強く、そして新たな層も獲得を続けるYoutube。

まだまだ目が離せない。

最後に、6 ⽇(⽔)に行われた『YouTube Brandcast 2021』でナビゲーターを務めた指原莉乃と伊沢拓司のコメントで締めくくる。

 

■指原莉乃

私がYouTubeを始めたきっかけなんですが、これまでテレビにもたくさん出させていただいている中で、だんだん、ゲストとしてひな壇で話すよりもMCとして話すことだったり、リアクションがメインのお仕事が増えてきて、以前より、⾃分⾃⾝のことをお話しする機会が減っている気がしたんです。
そこで、もっと私⾃⾝のことを⾃由に発信して、ファンの⽅に喜んでもらいたいと思って、それならばYouTubeが⼀番合うと思って、始めました。
最近ではいろんな芸能⼈の⽅もはじめていますし、YouTube はまさにメインステージだと実感しています。
私にとって YouTube はたくさんの⼈との出会いをくれる場所です。
そして知識との出会いの場所でもあります。
YouTubeで得た、たくさんの出逢いをこれからの⼈⽣で⼤切にしていきたいです。

■伊沢拓司

YouTubeの強みは多くの⼈に伝わることと、多くの⼈が伝える側に回れることです。
多くの⼈というのは単に動画クリエイターやファンだけではなく、企業など伝える意思を持つあらゆる⼈を含みます。
⾃分⾃⾝も、QuizKnockで活⽤し、「楽しいから始まる学び」を伝えてきました。
またしゃべる⻑さも、どんな演出をするかも⾃由で、⽂脈からもスポンサーからも解き放たれた世界というのが魅了だと思う。
クイズの持っているマイナスな部分、すごい技が伝わりづらいとか、インテリ的なものであるがゆえ
のバイアスだとか、そういうものを丁寧に剥がすことができます。
本来の、我々が得意なフィールドでの⾯⽩さを出すことができたことで、逆に今まで伝わりづらかった企業のイメージなどを伝える術も⽣まれ、スポンサーから解き放たれたと思っていたのがまた別の表現の仕⽅で企業とタッグを組もことができました。
制約から解放され、⼩さな椅⼦を取り合わなくて良くなったことで、これまで注⽬されていなかった
エンタメが多数、注⽬を受けるきっかけになったと考えています。
YouTubeにはこれからも、より今まで表現されてこなかった思い、それこそ企業の思いや表現者の
思いを、よりよい形で伝える窓であってほしいと思っています。

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