名古屋市教育委員会は21日、市立小学校に勤務する男性教頭(59)を、教諭へ降格したと発表。
「子ども以下だ」
市教委によると、教頭は2023年9月~2024年10月までの間、職員会議で教員に対して、大声で叱責する行為を繰り返した。

具体的には、会議で教員に対して「子ども以下だ」と発言。
さらに、「教頭の前に話すのは失礼」などと叱責していた。
保護者も大声で怒鳴る
そして、PTA役員である保護者が、教頭に「セミナーの準備を手伝って欲しい」と依頼。

その際、教頭は「何で俺がやらないかんの」と、保護者に大声で怒鳴った。
市教委は、これらの行為がパワハラにあたると認定。
教頭を教諭へ降格し、あわせて3か月の減給処分となった。
教頭は「指導の一環」と主張
市教委の聞き取りに、教頭は「指導の一環であり、相手に理由があるのだから仕方ない」と主張。

一方、名古屋市教育委員会は「多くの関係者に精神的な苦痛を与えてしまい、誠に申し訳ありません」と謝罪した。