岐阜県は7日、バイパス給食センター(岐南町)の弁当を食べた320人が食中毒症状を訴え、40代男性が死亡したと発表。
320人発症・7人入院
県の生活衛生課によると、先月24日~28日、弁当を食べた320人が下痢、腹痛、おう吐、発熱などを発症した。

うち180人が医療機関を受診し、7人が入院。
40代男性は、今月1日に死亡した。
保健所は、弁当が原因による「ノロウイルス集団食中毒」と断定。
業者は謝罪
弁当のメニューは、ハンバーグ、ふきと半平の煮物、五目卯の花、麻婆ナス、ナムル、ごはん、味噌汁など。

業者は、ホームページ上で「多大な苦痛とご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
なお、業者が先月24日~28日に提供した弁当は、計15,742食。
しかし、保健所がこれまでに調査が完了した人数は、6日午後3時現在、1,309人のみ。
そのため、さらに患者数が増える可能性もある。
県警が家宅捜索
また、岐阜県警は7日、食品衛生法の容疑で業者を家宅捜索。
保健所は2日から、業者を無期限の営業禁止処分とした。
さらに、岐阜県は12日まで、ノロウイルス食中毒警報を発令。

調理従事者の体調管理の徹底、十分な手洗い、調理器具の洗浄・消毒を呼びかけている。