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『日本料理の名店』で56人発症 「ノロウイルス集団食中毒」 1か月で2回発生・店を【無期限】営業禁止処分に…


大阪府は、河内長野市の老舗日本料理店『喜一』で計56人の客が食中毒症状を示したと発表しました。2月8日から13日の間、この店で食事をした客33人に下痢やおう吐、腹痛の症状が見られ、保健所の調査で調理従事者と発症者からノロウイルスが検出されました。その結果、店は2日間の営業停止処分を受けました。しかし、その後の2月23日から24日にかけても23人の食中毒が確認され、再びノロウイルスが原因であると判明したため、店は無期限の営業禁止処分となりました。『喜一』は1990年に創業し、ミシュランガイドにも掲載されたことのある名店です。今年は全国的にノロウイルスによる食中毒が多く報告されており、特に高齢者や子どもに重篤化のリスクが高いため、調理従事者の手洗いや施設の消毒、二次感染防止策が求められています。

大阪府は2日、河内長野市の老舗日本料理店で食事をした客・計56人が食中毒症状を訴えたと発表。

調理従事者からノロウイルス

府の健康医療部によると、2月8日~13日にかけて、『日本料理 喜一』で仕出し弁当などを食べた客・計33人が下痢、おう吐、腹痛を次々に発症した。

(画像:イメージ)

保健所が調査した結果、調理従事者と発症者からノロウイルスを検出。

ノロウイルスによる集団食中毒と断定し、店を15日~16日まで、2日間の営業停止処分とした。

「無期限」営業禁止処分

その後、2月23日~24日、同店で食事をした客23人も、下痢、おう吐、腹痛などの食中毒症状を訴えた。

検査の結果、調理従事者や患者からノロウイルスを検出。

ノロウイルスが原因による集団食中毒と断定し、店を「無期限の営業禁止処分」とした。

(画像:大阪府庁)

処分には営業停止と営業禁止があり、停止は期間が定められる。

一方で、禁止は店に改善が見られるまで「無期限」となる。

『日本料理 喜一』は1990年創業で、過去にはミシュランガイドにも掲載されたことがある名店。

入院や救急搬送も…

今年は、ノロウイルスによる食中毒で、全国的に入院や救急搬送が多く発生している。

(画像:ノロウイルス 提供:東京都健康安全研究センター)

特に高齢者や子どもは、重篤化することもある。

そのため、

調理従事者の十分な手洗い、施設の消毒。

二枚貝(カキなど)の加熱調理。

・二次感染を防ぐため、患者のおう吐物の適切な処理を、保健所が引き続き呼びかけている。

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