山形県教育委員会は22日、県立遊佐高校の職員室から、生徒の個人情報が盗まれた疑いがあると発表。
19人分の個人情報が消える
県教委によると、今月14日、1年生の全生徒19人分の名前や住所、家族構成などが記載された「生徒調査票」のファイルが消えた。
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この日の午前中、教諭が欠席した生徒の連絡先を確認するために、職員室の棚からファイルを取り出し。
教諭は使用後、棚にファイルを戻し授業に向かった。
生徒は職員室に出入りできない状態
午後になって、そのファイルがなくなっていることを、同じ教諭が発見。
校舎内や外を、懸命に探したが見つからなかった。
高校は、盗まれた可能性があると判断し、警察に盗難届を提出。
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なお、この日は定期試験中だったため、生徒は職員室に出入りできない状態だった。
「管理に甘さがあった」
警察は、校内にある防犯カメラを捜査する方針だという。
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また、県立遊佐高校の校長は「生徒や保護者に申し訳ない。管理に甘さがあった」と謝罪。
高校は再発防止のために、ファイルの出し入れを記録するチェックシートを、新たに導入した。