株式会社カカクコムは、レストラン検索・予約サイト「食べログ」のユーザーによる投票で、“今、一番おいしいお店”を決定する「The Tabelog Award 2025(食べログアワード 2025)」の授賞式を1月29日、帝国ホテルにて開催。会場には、多くの料理人やオーナーといった飲食店関係者が集まった。
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「The Tabelog Award 2025」は、「この国の幸せをつくっている料理人たちへ」をキャッチコピーに、食べログユーザーによる評価をもとに独自に決められる年間ベストアワード。対象期間に極めて高い評価を得た店がノミネートされ、ユーザーによる投票で「Gold」「Silver」「Bronze」の各本賞が決まる。今年度は652店がノミネートされた。
それ以外にも、3つの部門賞として、今年最も飛躍した初ノミネート店「Best New Entry(ベストニューエントリー)」、どんなに時間をかけてでも、食べに訪れる価値がある店「Best Regional Restaurants(ベストリージョナルレストラン)」、ノミネート店の料理人が今「おいしい」と思う店「Chefs’ GOLD(シェフズゴールド)」が発表された。「Best Regional Restaurants」に関しては、今年は対象エリアを6つ(北海道・東北、関東、中部、関西、中国・四国、九州・沖縄)に変更し、各エリアから受賞店舗が選出された。
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授賞式が始まり会場が暗転すると、俳優の石黒賢が登場。「いい食材がある。いい料理人が育つ。世界の食を愛する人々が集まる。その“連鎖反応”こそが、この国に豊かな食文化を根付かせ、美食の国へと育ててきたのです」と日本の食文化を讃えるオープニングムービーが会場に流れた。先ほど登場した石黒賢とフリーアナウンサーの笹川友里が司会を務めた。
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部門賞から賞の発表が始まった。「The Tabelog Award」に初めてノミネートされたお店が受賞対象とする「Best New Entry」が最初に発表され、京都の日本料理「徳ㇵ本也」や東京都の寿司店「鮨 めい乃」といった10店舗に賞が贈られた。
続いての「どんなに時間をかけてでも食べに訪れる価値があるお店」に贈られる「Best Regional Restaurants」は、北海道「余市SAGRA」、山形県「出羽屋」、神奈川県「鎌倉 北じま」、静岡県「温石」、滋賀県「う嵐」、島根県「美加登家」、広島県「AKAI」、長崎県「pesceco」が受賞。
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部門賞の最後となるのは、料理人が選ぶ唯一の賞「Chefs’Gold」。ノミネート店の料理人たちが投票した、「この国のどこにあったとしても生涯通い続けたいお店」13店舗が受賞した。会場では、石黒より「Chefs’Gold」受賞店舗のシェフに向けて、将来シェフを目指す学生からの質問が紹介された。
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「挫折しそうになった時、どう乗り越えたのか?」という質問に対し東京都の寿司店「鮨 あらい」の新井祐一さんは「いまこの歳になっても挫折やへこむことはあるので、人生は楽しいほうがいいと思うので、常にプラス思考になれる頭に変えられるといいと思います。その能力を身につけるためには、日々の努力と精神力を鍛えることが大事だと思うので頑張ってください」とアドバイスの言葉を送った。
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「料理人になる上で、若いころにやっておけばよかったと思うことは?」という質問に、大阪府の日本料理「本湖月」穴見秀生さんは「私は日本料理をやっているので、お茶のお稽古にもう少し真面目に通っていればよかったと思います。あとは美術館に行くなり、休みの日にはいろんなものを見て経験してもらう」など、料理人に大切な心がけを語った。
部門賞の発表に続き、本賞の「Gold」「Silver」「Bronze」が発表。「Gold」は35店、「Silver」は151店、「Bronze」は466店と、日本全国の店舗から受賞店舗が選出された。今年度は「The Tabelog Award」の歴史の中で二つの“初”があり、沖縄県のレストランとして初となる「6」が受賞(Bronze)、そして「らぁ麺 飯田商店」がラーメンジャンルで初めて「Silver」を受賞した。
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