東京都教育委員会は29日、23区内の小学校や中学校に勤務する2人の男性教諭を懲戒処分とし、発表した。
同僚教諭につきまとい
都教委によると、小学校の男性教諭(48)は昨年10月28日、電車内で同じ学校に勤務する女性教諭の太ももを触った。
また、昨年11月15日には、女性教諭から拒否されたにも関わらず、男性教諭は一緒に帰ろうとした。
さらに、女性教諭を駅まで追いかけて、同じ車両に乗り込んだ。
いわゆる「つきまとい行為」で、女性教諭に嫌悪感や不快感を与えた。
男性教諭は、減給6か月の懲戒処分となった。
約100回メッセージ送信
23区内に勤務する中学校教諭(28)は、昨年4月中旬ごろから同年7月3日までの間、勤務時間中などに女子生徒に対して約100回、SNSを使い不適切なメッセージを送信。
教諭は女子生徒の部活動の顧問を務めていたが、「好きだ」などと教諭の思いを一方的に伝えていた。
女子生徒は恐怖を感じる
なお、女子生徒は、教諭の一連の行為に対して恐怖を感じていたという。
また、教諭は事前に校長から「生徒との私的なやり取りは禁止」と指導を受けていた。
教諭は、教委の聞き取りに「バレないと思いやった」などと話した。
29日付けで、この教諭は減給1か月の懲戒処分となった。