お笑い芸人のなかやまきんに君が10日、都内で行われた「DMM英会話 新価格戦略発表会」に出席。『DMM 英会話』の新プラン提供とプラン価格刷新に合わせて、アンバサダーに就任したきんに君が2006年から4年半に及ぶアメリカ筋肉留学のキッカケと、英語力を身に付けた極意を語った。
筋肉留学に行った経緯についてきんに君は「1つは、ロスの西海岸で通称“マッスルビーチ”といわれている、野外にジムがあったり、バスケットコートがあったり、ボクシングのサンドバックがあったりするところがあるんです。僕はトレーニングを始めた17歳のころに『筋肉雑誌』で見て、『こんな世界があるのか。住んでみたい』と思いました」と昔から憧れていたことを説明。続けて「もう1つは、ハリウッドもあるので、テレビや映画のオーディションも受けに行くということでした。マッチョの人とコミュニケーションもとりたいし、オーディションも受けたい」という英語勉強のキッカケを明かした。
そんなきんに君は、高校卒業してからの10年間、英語から離れており、中学レベルの勉強からしないといけない状態だったが、「まだ20代なのでいろんな経験がしたい」という思いを持って渡米。現地では、カレッジで英語の勉強をすると共に、「自分で英語のみのコメディショーを開いたり、映画を作って上映したり、テレビ、映画、CMのオーディションを受けました」とさまざまなことに挑戦したそう。「もちろん全部英語なので、自分のネタを全部英語にして覚えなおしたり、オーディション用の英語を勉強したりしていました。筋肉留学は学生ビザで5年間だったので、カレッジを卒業したんですけど、僕の中では、『まだ、アメリカへの挑戦は終わっていない』という感じですね」と、まだまだ挑戦は続いていると話した。
失敗も多く経験したといい、「留学当初、語学学校に通っていた時に『週末にバスケをしよう』と仲間内で話していた時、靴の『スニーカー』とお菓子の『スニッカーズ』を聞き間違えるミスをしてしまった。“勘弁してくれよ”と笑われたこともあった」と回顧。それでもカタコト英語でも会話に食らいついていった経験が活きたといい「長い目で見て、失敗を恐れずにチャレンジしていく。新しいものを習うと『失敗したらどうしよう』って継続したいのにやる気がなくなることも多いと思う。まずは失敗が前提でスタートして、ハードルを下げて挑戦していただきたい」として、継続のコツは「自分のお笑いのネタを英語している時が一番楽しくて一番伸びました。興味のあること好きな分野で英語を勉強すると伸びると思います」と英語学習のみならずこれから何かに挑戦するすべての人にアドバイスを送った。
司会からは「改めてすごい人なんだなと思いました」と絶賛されると、きんに君は「ありがとうございます。お笑いの方では褒められたことないんですけどね。はははっ」と自虐で笑いを誘った。