開館90周年を迎える京都市京セラ美術館で、村上隆の大規模な個展「村上隆 もののけ 京都」が2024年2月から開催されます。
その記者発表会が14日、京都の「祇園甲部歌舞練場(ぎおんこうぶかぶれんじょう)」で行われ、一日限りの特別な演出で展覧会の内容や見どころを紹介しました。
村上隆)
「一個一個の展覧会、イベント、常にこれが最後だと思って渾身の思いでやっているんですけれども… 本展はほぼ160点以上が新作です。」
「京都の華やかな部分だけではなく、(本展で)一番大事な部分は死屍累々。」
「そして一番難儀しているのが、洛中洛外図。その洛中洛外図で描かれている人物が約4000人いて、そのところどころでいろんなアクションを起こしており、泳いでいるのにふんどしをしていたり、役者が水に入っていたり。その設定を全部調べていかなければいけない。そこで調べて描いているのだけれども、引き継ぎがうまくいかなかったりだとか、いろいろあってめちゃくちゃになっています。」
「ですが、できあがってきて、今まで僕の工房では作ったことがないようなものができているので、無茶ぶりのオーダーすごく感謝しております」
村上隆の「新たな世界」に注目です。