今では冬の風物詩となった、カピバラの温泉入浴風景。今回は、風呂のお湯の中で、鼻と口をつけて、「スヤァ」と眠る映像が話題を呼んでいる。
奇跡的な風景
その動画を投稿したのは、群馬県草津町にある草津熱帯圏(@nettaiken932)。60万以上再生されおり、飼育員にとっても、年に1~2回見られるかどうかの「奇跡的な風景」だという。
飼育員の熊本さんは、トレンドニュースキャスターの取材に対して、「カピバラが気持ちよいからこそ、寝ている」と断言。
5分間水中に潜れる
映像では、完全に口と鼻がお湯に完全に浸かっている。そのため、「息ができないけど大丈夫なの?」といった声が、SNS上であがっている。
この声に対して、熊本さんは「カピバラは水辺の生き物なので、5分間は水中に潜っていることができる」と語った。実際には寝入ってから、数十秒後に「ハッとして」起きたそうだ。
カピパラにとって楽園
また、カピバラは寒さに弱い特徴がある。草津熱帯圏では、1年中約20℃のドーム内で、カピバラ8頭を飼育中。
そのため、風呂の温度は、35℃前後でも長湯できる。このような環境が、カピバラには「楽園天国」なのだ。
「寒い外で、カピバラを飼育している動物園などでは、なかなかこの光景は見られないはず」と熊本さん。
ウトウトする姿も
映像では、カピバラが、目を閉じながら、ウトウトする姿も捉えられている。
SNS上には、「風呂で寝られることが羨ましい」、「気持ちよさそうでかわいい」といったコメントが寄せられている。なお、カピバラのゆず風呂は、年内いっぱい開催されるという。
(文:小野貴弘)