
シンガー・ソングライター佐野元春(70)が23日、公式Facebookを更新。「限りなく透明に近いブルー」「愛と幻想のファシズム」などで知られる作家の村上龍さんの訃報(ふほう)を受け、追悼した。
同アカウントで「《追悼村上龍氏が亡くなる。享年74歳。佐野元春から追悼のコメント。作家の村上龍氏が2026年10月17日に自宅で逝去されました。享年74歳。ここに謹んで哀悼の意を表します。佐野元春から追悼のコメントが届いています」とし、佐野のコメントが掲載された。
佐野は「4歳上の兄のような存在だった。渋谷陽一氏とほぼ同世代だ」と昨年7月に74歳で亡くなったロッキング・オン・グループ代表取締役会長で音楽評論家の渋谷陽一さんの名前を上げた。
そして「村上龍の小説には、個人の痛みを都市や国家のあり方へと広げていく、独特の主題があった。そこが自分と重なった。内外の文学に触れるなかで、自分は私小説が苦手だった。村上龍の作品は違った。私小説とは異なる方法で、虚構を築いていた。自分にとって、安部公房、ポール・オースターと並ぶ刺激的な小説家だった」と村上さんの作品について思いをつづった。
続けて「『月刊カドカワ』で対談する機会があった。テレビ番組『Ryu’s Bar』に呼んでいただいた。小説『トパーズ』では、僕の曲に触れてくれた」と振り返った。
そして「もう直接会うことはできないが、心の中での共鳴は続く。謹んで哀悼の意を表します」と悼んだ。
