
27年3月28日付で退団する宝塚歌劇団月組トップ鳳月杏(ほうづき・あん)のプレサヨナラ公演「NINE」が10日、東京・東急シアターオーブで初日を迎えた。
フェデリコ・フェリーニ監督の自伝的作品「8 1/2(はっかにぶんのいち)」をもとにした作品で、国内外で上演されてきた。主人公の映画監督、グイード・コンティーニは、夫婦関係の修復と新作のアイデアを求めてイタリア・ベネチアを訪れるが、関わりのある女性たちが次々と現れ、虚実入り乱れた迷いの中に入り込んでしまう。
開幕に際し、プレサヨナラとなる公演への思いを聞かれた鳳月は「『NINE』と役に必死だったのであまり考えられなかったというのが正直な気持ち」とし、「グイードの気持ちが分かるくらい多忙な日々でしたが、乗り越えられたのは、宝塚人生でこんなに演じまくれることはないんじゃないかと思い、今だから打ち込めたというところはあります」と話した。
トップ娘役の天紫珠李(あまし・じゅり)も「とにかく何でも挑戦してみようという気持ちで、今だからできることを毎日自分でやっていこうという思いでした」とした。
27日まで。
