
女優の森七菜(23)と宮﨑あおい(39)が27日、都内で映画「秒速5センチメートル」(奥山由之監督、10月10日公開)完成報告会に出席した。
アニメ映画「すずめの戸締まり」を手がけた新海誠氏による07年公開の同名劇場アニメ作品の実写版。特別な思いを抱きながら小学校の卒業とともに離れ離れになった主人公・遠野貴樹(松村北斗)と篠原明里(高畑充希)の18年間にわたる人生を描く。森は貴樹に思いを寄せる同級生・澄田花苗役、宮﨑はその姉、輿水美鳥を演じた。
2人は、主に種子島が舞台となる高校時代のパートに登場する。森は種子島での撮影の思い出について「もっぱらサーフィンです」と振り返った。現場では、姉役の宮崎とともにサーフィンの練習に打ち込んだという。「宮崎さんと一緒にサーフィンするシーンはないんですけど一緒にさせて頂いて。マネジャーさんたちを置いて遠くまで泳いでいったりしてました」。
宮﨑は「美鳥さんと同じような生活をしていました」と役柄に没入した撮影期間を回想。「種子島の撮影は最高で過ぎて本当に楽しかったです。『日焼けしてくれたらうれしいです』と聞いて、夏の間ちょっと日焼けして」と小麦肌に変化。「種子島によって美鳥さんというキャラクターが自分にしっくりきた感じがあったので、種子島の自然に助けられながら撮影ができました」と語った。