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竹野内豊「『助け舟』という言葉の真の意味を初めて知った」 話題映画「雪風」での学び明かす


映画「雪風 YUKIKAZE」の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した竹野内豊(撮影・寺本吏輝)

俳優竹野内豊(54)が27日、都内で主演映画「雪風 YUKIKAZE」(山田敏久監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した。

同映画は、太平洋戦争中に実在し、一度も沈むことなく航海を続けて「幸運艦」とも呼ばれた駆逐艦「雪風」を、史実とさまざまな資料に基づきオリジナルキャラクターで描く。竹野内は雪風の艦長・寺沢一利を演じた。

終戦からちょうど80年の8月15日に公開され、17日までの3日間で興行収入3億円を突破、10億円へ向けて好発進を切った。

竹野内は最初にマイクを持つと「(戦後)80年という節目に再び『雪風』が世に送り出されることはとても大きな意味があったのではないか」と切り出した。続けて「戦争映画はどんな作品でも賛否が分かれるが、戦争というものを伝える人がいなくなっている。かつてこういう事実があったと知ってもらうことは、意味があることだと思う」と映画に込めた思いを語った。

この日は上演前の舞台あいさつで、ネタバレにならないように気を使いながらも「今まで何げなく使っていた『助け舟』という言葉の真の意味を初めて知った。多くの方々が助け舟を求めているこの時代に、本作を作ることができて良かった」と話した。

実際に駆逐艦で太平洋戦争に出撃した経験を持ち、同映画の製作に際して取材を重ねた男性からのビデオメッセージも放映された。それを受け、過去にサイパン島の戦争を描いた作品に出演したことを挙げて「生き残った方から『戦争は味方の弾で命を落とす。それが本当の恐ろしさ』と言われた」と忘れられない一言を口にした。さらに「本当に体験した人じゃないとその恐ろしさは分からない。二度と戦争をしてはならない。そのためにもこの雪風を見ていただければ」と真剣なまなざしで語った。

最後に「(戦後)80年というタイミングで、私たちがバトンを受け継いで後世に伝えていく、そういう義務、責任があるんじゃないかなと思う。映画の中で当時を体感することで情景が皆さんの記憶に残り続けていけば良いな」と願った。

他に、奥平大兼、田中麗奈も登壇した。

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