
「オール・ナイト・ロング」などのヒット曲で知られる米歌手ライオネル・リッチー(76)が22日深夜、米ビバリーヒルズにある自宅で在宅中に不審者の侵入被害を受けていたことが分かった。米FOXニュースなど複数のメディアが伝えている。ホームセキュリティーシステムが作動したため、驚いた犯人は何も盗らずそのまま逃走。通報を受けて駆け付けた警察官が、数ブロック離れた場所で容疑者を逮捕したという。リッチー本人にけがなどはなかった。
ロサンゼルスではこのところ著名人の豪邸を狙った強盗事件が多発しており、それに関与した犯行だと見られている。当時リッチーは自宅にいたが、ホームセキュリティーのおかげで最悪の事態を免れた可能性が高いとオンラインメディアのTMZは伝えている。
6月には来日中だった俳優ブラッド・ピットの自宅が強盗被害に遭ったほか、遠征中だったドジャース山本由伸投手の自宅も狙われている。被害の詳細は明らかになっていないが、ピットは不法侵入を受けた後、自宅を売りに出している。
リッチーからは事件に関するコメントは出されていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子)