
落語協会の真打昇進襲名披露会見が25日、都内で行われ、柳家やなぎ(35)、林家なな子(43)、吉原馬雀(43)、入船亭扇白(36)、金原亭馬好(40)が意気込みを語った。
師匠の林家正蔵(62)から「うちの一門の長女。頼りになる弟子です」と紹介された林家なな子は、「うちの師匠のように、高座に上がるだけでパッとお花畑が広がるような高座を目指して精進したい」。
真打ちになっても改名しなかったことについて「なな子という名前の由来は、初めて師匠正蔵のところに弟子の志願に行ったのが7月7日。その日にちを師匠が覚えていてくれた」と語り、「すみません、涙がこみあげてしまいました」。また「私にとって大きな大きな師匠。師匠のことが大好きで入門しましたので、いただいた名前をどんどん大きくしていきたい」。
扇白は、「飽きのこない白米のような落語で米不足の世の中を明るく照らしたい」と抱負を述べていた。