
20年にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演し、伝説の洋菓子職人として知られた、神奈川の洋菓子店「リリエンベルグ」のシェフ横溝春雄さんが6月に急逝した。同店の公式インスタグラムが25日までに公表した。77歳だった。
息子の亮太氏が、店のインスタグラムに文書を発表した。
「去る6月下旬、シェフ・横溝春雄が急逝いたしました。1988年のオープン以来、長きにわたり多くのお客様に支えていただきましたこと、心より御礼申し上げます。皆様にはご連絡が遅くなり、申し訳ございませんでした。これからも、父と母の想いを受け継ぎ、二代目シェフとしてスタッフと共に、真心のこもったお菓子をお届けしてまいります。 横溝亮太」
横溝さんは1972年(昭47)に渡欧し、欧州各国で修業した後、オーストリアの名門「デメル」に東洋人として初めて入り、腕を磨いた。NHK「みんなのきょうの料理」でレシピを紹介し、テレビ朝日系「食彩の王国」(土曜午前9時30分)にも出演した。