
<神宮外苑花火大会>◇16日◇神宮球場、秩父宮ラグビー場
神宮球場では倖田來未(42)の歌声とともに花火を打ち上げた。
「ハニーフラッシュ!」を合図に、神宮の空に大輪の花が咲いた。「そろそろビーハナやってまいりますよ!」とあおると、ヒット曲「キューティーハニー」とともに打ち上げのカウントダウンが始まった。最後の決めぜりふを観客とともに叫んだと同時に花火が弾け、この日一番の歓声が上がった。
19年以来6年ぶりの出演で、熱狂の渦を巻き起こした。この日は「め組の人」「愛のうた」など全7曲を歌唱。最初は座って見る観客が多く「基本的には座って見てもらうんはうちではやっていないんで、動物園みたいな気持ちになるわ」と苦笑いを浮かべたが、「6年ぶりに呼んでもらって、歌わせてもらっています。最後の最後まで一緒に楽しい時間を過ごしましょう」と熱を込めた。圧倒的なパフォーマンスと力強い歌声に徐々に立ち上がる人も増え、最後は総立ちにさせた。
今年でデビュー25周年。「御年42歳!」と叫び会場を驚かせたが、「今日(メークを)薄めにしたんよ。破れたタイツはいて頑張ってます」とにやり。続けて「『倖田來未とかどうでもいいんだけど~』とか言われそうでドキドキしていたけど、本当にすばらしいお客さんの前でできて、ありがとうございました」と笑いを誘いつつ、感謝を伝えた。クールで美しいパフォーマンスと軽快なトークで、夏の風物詩に豪華な花を添えた。