FRUITS ZIPPERが3日、さいたまスーパーアリーナ（SSA）でデビュー3周年記念公演の千秋楽を行い、来年2月1日の初の東京ドーム公演開催をサプライズ発表した。
アンコールでこれまでを振り返る映像が流れ「特報」として明かされた。メンバーも知らず、掲げていた1つの大きな夢の実現に全員が号泣。抱き合って喜んだ。発表画面には「どデカいことハッタリかましてこう」と記され、真中まな（26）が「絶対に成功させたいのでついてきてください！」と呼びかけると、大声援が鳴り響いた。
今回は前日から2日間行った過去最大規模の公演。鎮西寿々歌（26）は「いろんな姿を胸を張ってお届けする集大成」と語り、ソロ曲メドレーや新曲の「ピポパポ」「ふるっぱーりー！」など全31曲を熱唱。演出ではアリーナ席の観客の上を通過する可動式ステージやクレーンなど日本最大級の設備をフル活用して約2万5000人を沸かせた。
6月から月足天音（25）が体調不良で休養中で6人での出演に。序盤から月足の名前もコールされるなど絆を感じる演出が続き、自己紹介ソング歌唱時の月足パートでは6人で「SSAのみんな、すいとーよ！」と「好きだよ」を意味する月足の故郷福岡県の方言で思いを代弁。「次は7人でまた来たい」と誓った。
今秋には初のアジアツアーで韓国、台湾、中国をめぐることも決まっている。グループコンセプトは「原宿から世界へ」。直近目標にはNHK紅白歌合戦出場や日本レコード大賞も掲げ、鎮西は「世界一、宇宙一のアイドルになりたいです！」と宣言した。【松尾幸之介】
