
SKE48中野愛理(24)が、ファースト写真集「可愛いと言って欲しい」(KADOKAWA刊)を発売した。
今月末での卒業を発表しており、7年超の活動の集大成となる1冊に。タイトル通り、どこを切り取っても“可愛い”写真集にこめた思いや、卒業間近の素直な胸の内を明かした。
加入8年目、憧れのソロ写真集だったが「本当にうれしい気持ちもあったんですけど、不安な気持ちの方が大きくて。『買ってくれる人はいるのだろうか』って、すごく考えちゃうタイプの人間なので」と苦笑い。それでも先行カット公開時は「ファンの皆さんがタイトルのように『可愛い』ってたくさんコメントをくださった」と胸を張った。
今年3月、初来訪のインドネシア・バリで3泊4日のロケを行った。「愛知とバリの気温が違いすぎて、暖かくてびっくりしました」と回想。自身で選んだお気に入りの衣装をたくさん身にまとい「“可愛い”が詰め込まれた写真集になっていて、どこを見ても可愛いポイントが絶対に1つはあります! 私の武器であるくびれもいろんなところで見られます」とアピールした。
お気に入りのカットを聞くと、見開き1ページにどどんと掲載された赤いランジェリーショットを選んだ。「インパクトがありますし、こんなにどアップなのに顔が盛れていたのでお気に入りです」と照れ笑いした。
印象に残っているのは、先行カットでもインパクトを残した“バラ風呂”での撮影だという。「なぜか(バスタブの)水が抜けていくんです。入れても入れても減っちゃうので、浴槽とほぼ平行になりながら撮影しました(笑い)」と明かした。
7月15日に名古屋市のSKE48劇場で、8月末をもってグループを卒業することを発表した。「ずっと48(グループ)が好きで、見て育ってきたので。ついに私もこの言葉を言うときが来たんだってドキドキしました」と語った。
突然の発表に会場のファンも大いにざわめいた。「寂しい気持ちになってくれたのかな? って。ファンの皆さんのリアクションを直接感じることができて、思った以上に悲しんでくださる方がたくさんいて、ちょっとうれしくなっちゃいました」とおちゃめに笑った。
小さい頃AKB48に憧れ、地元が愛知だったこともあり「SKE48がどんどん有名になって、名古屋のトップアイドルに上り詰める姿を幼い頃見ていました。私、SKE48とほぼ同い年くらいで…。いや、それは言い過ぎですね(笑い)」と和ませつつ振り返った。
4回目の挑戦となったオーディションで、SKE48のドラフト3期生として18年にグループ加入。32枚目シングル「愛のホログラム」(24年)では初の選抜メンバー入り。オーディションを勝ち抜き、雑誌「bis」のレギュラーモデルを1年間務めるなど第一線で活躍してきた。
卒業まで残り1カ月を切ったが「あまり実感がなくて、9月からはどう生活してるんだろう…。まだ卒業後のことを決めてないので、本当にどうなっているのか分からないんです」と穏やかに話した。「とにかく残り1カ月無駄な時間にしたくなくて、SKE48でいられる残りの時間を1日1日大事にしていきたいです」と力を込めた。
SKE48として最初で最後、集大成の写真集にもなった。ファンに向け「写真集を見て、アイドルの中野愛理がいたんだなってかみしめていただけたらうれしいです。どこのページの何が可愛かったのか、ちゃんと“可愛いと言って欲しい”なって思います!」とお願いした。
ファンからの「可愛い」を原動力に、残りわずかの日々を全力で駆け抜ける。
◆中野愛理(なかの・あいり)2001年(平13)3月24日、愛知県生まれ。愛称「らぶりん」。18年1月、SKE48のドラフト3期生としてグループ加入。24年「愛のホログラム」で初の選抜入り。21年に「AKB48グループ×『bis』×SHOWROOMオーディション」グランプリに選ばれ、1年間レギュラーモデルに就任。趣味はUFOキャッチャー。162センチ。血液型A。