
フリーアナウンサー古舘伊知郎(70)が3日放送の議長を務める読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜午後1時30分)に出演。番組では「本当にあった怖い話!徹底検証SP」として「自然災害」について討論した。
古舘は「30年以内に80%」とする政府の南海トラフ地震の発生確率について「南海トラフの大地震と他の地震と観測の仕方が違う」と指摘。つぎの地震までの間隔と前回の地震のすべり量は比例するという南海トラフに用いられる「時間予測モデル」。この根拠となる計算モデルの提唱者である島崎邦彦・東京大学名誉教授が5月に千葉市での講演で、自ら提唱した仮説に誤りがある可能性を示唆したと一部で報じられた。
古舘は「これは、ものすごい問題なんですよ」と話した。
ゲストの地震学者で東京大学名誉教授のロバート・ゲラー氏は「特定の役人と建設会社、特定の地震学者の予算獲得が問題」と指摘した。
古舘は「ある局で」と前置きし、南海トラフに用いられる「時間予測モデル」について「ちゃんと脇を締めて、断定せずに言いたいという段階で、『いいんですけど』って、地震関連のデスクとか部長とか報道関係の人とかに取り巻かれて『いいんですけど、やめてくれ』って言われた」と“間違っている”とは言えない地震予測の「怖い話」の体験談を明かすと、番組の議長を務める読売テレビの黒木千晶アナウンサーが「それってダメってことですよね」と確認すると、古舘は「ちなみに○○○」と局を明かすと、黒木アナは「あ、はっ、ははっ~」と驚いた。
古舘は「それだけ予算と既得権益でガチガチになっている政府(地震)予測」と言い放った。