
「八月納涼歌舞伎」(3日初日、東京・歌舞伎座)を控えた坂東巳之助(35)中村隼人(31)が2日、「ゆかたで銀ぶら 2025」オープニングセレモニーに出席した。
銀座通りが夏祭り会場となる恒例イベントで、巳之助と隼人がそろってやぐらに上がると、「大和屋!」「萬屋!」と声がかかり、「かっこいい!」などの声が上がっていた。
巳之助は「どうぞ熱中症に気をつけて、銀座の夏を楽しんでいただけたら」、隼人も「毎年こういうイベントをされていて、今回は参加させていただき本当に光栄です」とあいさつ。巳之助の「始まります!」のコールで盆踊りがスタートした。
終了後、2人は取材に応じ、「八月納涼歌舞伎」の第1部で上演する「男達ばやり」などについて語った。
巳之助は「31年ぶりの上演なので、いつもに比べると多い稽古日数を取らせていただきました。何の心配もない状態で仕上がっていると思います」と話し、隼人は「男の張り合い、男比べ、身分の違いやキャラクターの対比がおもしろい作品になっています」と魅力を語った。
この日は紺色を基調にした浴衣を着た2人。隼人が「歌舞伎役者は白地の浴衣を着ることが多いので、新鮮ですね」と言うと、巳之助も「そうだね」と互いを見やっていた。