
鈴木亮平(42)が1日、都内で行われた主演映画「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」(松木彩監督、)初日舞台あいさつで「邦画の大作エンタメの、1つの形と個人的に宣言したい」と胸を張った。
21年7月期のTBS系ドラマから4年、23年4月公開の映画第1作から2年を経ての新作が、前作との公開初日午後3時の動員対比160%の大ヒットスタートを切った。鈴木は「期間が空いた中で、前作以上の方が押し寄せたのは感謝しかない。作品が皆さんに影響を与えられているんだなと実感」と喜びをかみしめた。
コロナ禍の21年に放送された連続ドラマは「医療従事者はヒーロー」というコンセプトの元、オペ室を搭載した特殊車両を駆使し、救命救急に挑む医療チームを描いた。今作は、離島での事故や災害に対応する試験運用が開始されたチームに、主人公の医師と看護師が指導のため派遣された中、鹿児島県・諏訪之瀬島で火山が噴火し、79人の島民の命を救う作戦に挑んだ。
鈴木は「作品を始め、子どもから医者、看護師を目指したいという手紙をもらう」とかみしめるように語った。「誰かを救うために人生をかけるのが格好いいと伝わったら、うれしい。誰もが勇気を出せばヒーローになれるというテーマを込めた」と熱く語った。